【完全版】常設LEDの費用相場と内訳|工事・電源・保守まで

【完全版】常設LEDの費用相場と内訳|工事・電源・保守まで

サイズ・ピッチ・設置方式で総額は大きく変わる──本記事では相場の根拠を数式と実例で解説。
現場での失敗を避けるためのチェックリストと、概算見積のミニ計算機も公開します。

  • 更新日:2025-10-22
  • 監修:ETTO株式会社(LED常設・レンタル)

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0. まずは3行まとめ(価格帯と前提)

  1. 価格の核は「㎡単価」:屋内は目安 18〜45万円/㎡、屋外は耐候+高輝度で +20〜40%。
  2. 総額は「機材+架台+施工+電源+コンテンツ+予備」の合算。中規模屋内は250万〜900万円がボリューム帯。
  3. 誤差要因は「搬入/下地/法規/視認距離とピッチ/配線距離/冗長化」。現地下見で上下数十%動きます。

1. 概算ミニ計算機(㎡・電源・価格帯)






 

※簡易計算。正式見積は現地下見後に確定します。

2. 相場帯の全体像(小/中/大・屋内/屋外)

サイズ感 想定用途 屋内の目安 屋外の目安 主な誤差要因
小〜中(〜10㎡) 受付/演台背面/小フロア 250〜600万円 300〜800万円 下地補強・搬入・配線距離
中(10〜20㎡) 小〜中規模ステージ/店舗壁 500〜1,200万円 650〜1,600万円 高輝度・耐候・冗長化
大(20㎡〜) 大型ステージ/外壁サイン 1,000万〜3,000万円 1,300万〜4,000万円 構造・クレーン・高所作業

内部リンク:LED設置の流れと工期目安HDMIトラブル対策まとめ業務用/民生の違い

3. 内訳の深掘り(機材・架台・施工・電源・コンテンツ・予備)

項目 内容 相場の目安 設計/コストのポイント
LEDパネル機材 パネル・受信カード・PSU・送出/コントローラ 18〜45万円/㎡(屋外は+20〜40%) ピッチは視認距離×1,000÷3〜4が目安。輝度は屋内800〜1,200nits程度で十分なことが多い。
架台・下地 壁下地補強/フレーム/アンカー/意匠カバー 50〜300万円 既存下地活用・標準モジュール準拠で工数短縮。曲面は専用フレームで+20〜40%。
施工・調整 搬入・組立・アライメント・キャリブレーション 40〜200万円 搬入経路・エレベーター寸法・開口計画がコスト鍵。クレーン回避で大幅ダウン。
配線・電源工事 専用回路新設・幹線延長・分電盤・換気 30〜150万円 負荷計算(最大消費×同時点灯率)で回路数を算出。映像/電源ルートの分離でノイズ低減。
コンテンツ/再生 再生PC/メディアプレーヤー・映像制作 20〜200万円 解像度は「横ピクセル=横m×1,000÷ピッチ」。UIサイネージなら60fps不要でPCコスト削減。
予備パネル/保守初期 同ロット予備3〜5%・初期点検 機材の3〜5%相当 同一ロット確保で色/輝度差を回避。予備は現地or保管倉庫でリードタイム管理。

4. 電源設計の基礎(計算式・回路例・安全)

4.1 計算式

  • 表示面積:面積㎡ = 横m × 高さm
  • 総ピクセル:横px = (横m×1,000) / ピッチmm、縦px = (高さm×1,000) / ピッチmm
  • 消費電力目安:最大W = 面積㎡ × 800W(屋内一般値の例) / 同時点灯率(30〜50%)
    設計電流A = 最大W ÷ 電圧(100/200V)

4.2 回路の考え方

  • 専用回路を確保(映像/照明と共用しない)。
  • 200V系を採用すると電流が半分になり配線熱的に有利。
  • ブレーカは余裕率を見込み、漏電遮断器・過電流保護を適正化。
  • 屋外は盤の防水・換気・結露対策、サージ/避雷を検討。

※ 実機仕様で係数は変動。メーカー仕様値を優先します。

5. コントローラ/配線トポロジ(冗長・曲面・長距離)

  • 送出系:オールインワン(シンプル) / 外部コントローラ+プロセッサ(柔軟)。
  • トポロジ:受信カードのデイジーチェーンは簡易、デュアルバックアップで断線時のリスク低減。
  • 長距離伝送:100m超や分電盤跨ぎは光・SDI・送出機の光出力を検討。電源と信号はルート分離。
  • 曲面対応:パネルの曲面対応・分割サイズ・受信系のラインプランでマッピング工数が変動。

6. ケース別概算(壁掛け/自立/曲面/屋外)

6.1 壁掛け・埋め込み(屋内)

  • 美観重視。下地補強・開口・意匠カバー。
  • 追加費用目安:+50〜150万円(規模依存)。

6.2 自立フレーム(屋内)

  • 短工期・撤去容易。イベント併用も可。
  • フレーム費:50〜150万円+意匠。

6.3 曲面・リボン(屋内/屋外)

  • 専用フレーム・マッピング工数増。
  • 加算目安:+20〜40%。

6.4 屋外・高輝度

  • 耐候・高輝度・熱/換気・避雷・景観/占用申請。
  • 機材+20〜40%、施工/盤/基礎が上振れ。

7. 見積の落とし穴15選(回避策つき)

  1. ピッチ過剰選定 → 視認距離チャートで適正化。
  2. 輝度過多 → 眩しさ/反射/発熱の悪化。調光計画必須。
  3. 架台費の見落とし → 下地補強・意匠を早期に確定。
  4. 電源別途 → 専用回路・分電盤の費用を先に積む。
  5. 搬入想定甘い → EV寸法/曲がり/開口/夜間搬入費。
  6. 予備パネル未確保 → 同ロット3〜5%を初期調達。
  7. 再生PC過小 → コーデック/解像度/冗長を試験。
  8. 音・熱・煙の考慮不足(クラブ系) → 換気/吸気/煙/ミラー反射検証。
  9. 法規/管理者協議の遅れ → 避難/防火/景観を事前合意。
  10. 長距離配線の劣化 → 光/SDI/カテゴリー規格の選定。
  11. ケーブル曲げ半径違反 → 施工標準を現場教育。
  12. 冗長なし → 送出/受信/電源の部分二重化を検討。
  13. 色合わせ未計画 → キャリブレーション/ホワイトバランス実施。
  14. 保守SLA不明 → 到着時間/交換範囲/費用定義。
  15. 保証条件の誤解 → 稼働時間・環境条件の制約明記。

8. 保守契約の型/年額目安/部品管理

契約タイプ 内容 年額目安 向いているケース
スポット 都度対応/部材実費 案件ごと 小規模・稼働少
年額保守 年次点検・駆け付けSLA・リモート 機材の5〜8% 常時稼働・広告面
拡張保守 予備パネル含む包括 年額保守+α 停止許容低・外部広告

部品管理は同ロット・同BIN/色度で統一。予備を現地/倉庫に配備してダウンタイムを最小化します。

9. 発注〜引渡しの流れ&実施スケジュール

  1. 要件定義(サイズ/視認距離/用途/輝度/意匠)
  2. 現地下見&電源/搬入/法規の確認
  3. 最終見積・図面承認・発注
  4. 製作・納入(2〜6週間)
  5. 施工・調整・運用トレーニング

10. RFPテンプレ(要件定義シート)

  • 設置位置と仕上げ(壁/自立/埋込/曲面、意匠の有無)
  • 表示サイズ(横m×高さm)と画素ピッチ希望/視認距離
  • 用途(動画/テキスト/広告/演出)、明るさ環境
  • 電源状況(分電盤距離/100Vor200V/新設可否)
  • 搬入経路(EV寸法/開口/夜間可否/養生ルール)
  • 運用要件(再生デバイス/自社更新/保守希望SLA)
  • 納期/稼働開始希望日、予算レンジ

よくある質問

最適なピッチは?

目安は「視認距離(m)×1000÷3〜4」。距離3mなら約0.8〜1.0mm相当ですが、用途・明るさと予算で最適化します。

電源はどれくらい必要?

面積×係数(例:屋内800W/㎡)×同時点灯率30〜50%で算出。余裕を見た回路設計と200V化が有効です。

既存TVからの置換は可能?

意匠と電源がクリアなら短工期で可能。自立フレームで工事を抑える案も提示します。

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