ナイトクラブの常設LED導入ガイド【2025】映える設計とトラブル回避

ナイトクラブの常設LED導入ガイド【2025】映える設計とトラブル回避

DJ背面・壁面・天井・フロアエッジ。「映える瞬間」を作りながら、安定稼働安全を両立するための要点を、設計・電源・熱・制御・工事・保守まで一気にまとめました。

  • 更新日:2025-11-08
  • 監修:ETTO株式会社(常設LED・演出)

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1. 要件定義:何を「映え」にするか

  • シーン設計:フロア導線誘引/ドロップの瞬間/写真映えスポット。
  • 視認距離:客席1.5–8m。ピッチは 1.5–2.6mm が現実解(屋内)。
  • 面の構成:DJ背面(主画面)+側壁/天井(補助)+エッジ(ライン)。
  • 運用:常時ループ/イベント時スイッチング/来客ロゴ差し替え。

2. 画質設計:ピッチ×距離/輝度/視野角

視認距離 推奨ピッチ 用途 備考
1.5〜3m 1.5〜2.0mm DJ背面・写真映え 近距離のテキスト/ロゴに強い
3〜5m 2.0〜2.6mm 壁面ワイド コスパと解像のバランス
5m〜 2.6〜3.9mm 天井・大面積 視野角と輝度重視
  • 輝度:屋内は800–1500nitsで十分。ストロボ時は輝度差に注意。
  • 視野角:左右140°/上下120°以上が理想。天井面は上下角に強いパネルが◎。
  • 曲面/コーナー:10–15°の段付き曲げ or ソフトモジュールで連続感を確保。

3. 電源・熱・換気:止めないための設計

項目 目安 ポイント
電力 最大800W/㎡(平均同時30–50%) 200V系推奨/専用回路/突入電流に余裕
吸排気クリアランス 100–150mm 背面チャンバー化と常時換気
予備 N+1電源(PSU) 重要面は冗長構成/監視プレイヤ

4. 制御:NovaStar/Brompton・DMX連携・プリセット

  • コントローラ:イベント時は外部プロセッサ(Genlock/低遅延)。
  • プリセット:「営業通常」「写真映え」「ピーク抑制」「告知ロゴ」。
  • 連携:照明卓(DMX/Art-Net)とトリガー連携。音反応は帯域制御。
  • 保護:長尺配線は光/HDBaseT。EDID固定、4K規格統一。

5. 音響/照明との干渉を避ける

  • フリッカー/バンディング:シャッター速度とリフレッシュ同期、撮影用プリセット。
  • 音:電源系統は映像/音響/照明を分離。ノイズループに注意。
  • 眩惑:客席方向の白フル画面を避け、輝度のランプ上限を設定。

6. 架台・工事・法規:安全と意匠の両立

  • 架台:鋼製 or アルミフレーム。点検口・配線ダクト・メンテ導線を確保。
  • 防火/避難:難燃材・非常口サインの視認性・点検ルート。
  • 落下・振動:ワイヤセーフティ、アンカー打設、ダンパ材。

7. 運用・保守:予備パネルと復旧手順

  • 予備:同ロット5–10%を現地 or 近接倉庫に確保。
  • 復旧:ホットスワップ/モジュール交換手順書+動画QR。
  • 監視:温度/電圧/ファンをログ監視。しきい値でアラート。
  • SLA:営業日内4h一次対応/72h以内復旧など明文化。

8. 予算の目安(屋内・設置込みの参考帯)

項目 目安 備考
LED本体 ¥180,000〜¥380,000 /㎡ 1.5–3.9mm、リフレッシュ/輝度で変動
コントローラ/プロセッサ ¥200,000〜¥1,200,000 入力数/低遅延/Genlock
架台・意匠 ¥80,000〜¥200,000 /㎡ 現場の下地/曲面で変動
電源・配線・施工 ¥300,000〜 回路新設・分電盤・長尺配線
保守(年) 本体の5–10% 巡回点検・オンコール・予備保有

※ 現場条件で上下します。図面・写真をいただければ無料で概算を返します。

9. 失敗あるある10選と対策

  1. ピッチ過小でコスト超過 → 視認距離から逆算()。
  2. 輝度が強すぎて眩惑 → ランプ上限&シーン別プリセット。
  3. 熱だまりでダウン → 背面チャンバー+常時換気。
  4. 突入電流でブレーカー落ち → 専用回路+シーケンサー投入。
  5. ケーブル規格混在 → 4K統一・EDID固定。
  6. 撮影でフリッカー → シャッター向けプリセット。
  7. 落下/振動対策不足 → ワイヤ+アンカー+定期点検。
  8. メンテ導線なし → 点検口/予備モジュール必須。
  9. DMX連携が不安定 → ルータ分離・固定IP・IGMP設定。
  10. 保守未契約 → SLAと予備率を契約に明記。

10. FAQ

近距離で文字を読ませたい。最適ピッチは?

客席まで2m前後なら1.5–2.0mm、3–5mなら2.0–2.6mmが目安です。

電源はどれくらい必要?

最大値で800W/㎡ですが、実運用は30–50%同時点灯。200V系の専用回路を推奨します。

写真・配信でチラつく。

リフレッシュ/走査とカメラシャッターの組み合わせによるもの。撮影用プリセットを用意しましょう。

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