ポップアップストア・短期店舗向けデジタルサイネージ&モニターレンタルのすすめ
ポップアップストアや短期出店の企画をするとき、
- 「ビジュアルはポスターとタペストリーでいいか」
- 「サイネージは気になるけど、買うほどではない」
と考えて、映像まわりを最低限で済ませてしまうケースは少なくありません。
ですが、実際に現場を見ていると、
- 動きのある映像があるブースのほうが、足が止まりやすい
- ブランドムービーや使用イメージ動画で、商品の「世界観」が伝わりやすい
- 期間限定の売場だからこそ、「一度で覚えてもらえる見せ方」が重要
ということを、強く感じます。
この記事では、
- ポップアップストア・短期店舗でサイネージ/モニターを入れるメリット
- よくある画面構成パターン(サイズ・台数・レイアウト)
- コンテンツ再生方法(USB・PC・BrightSignなど)
- レンタル時のチェックポイントと、費用感のイメージ
を、映像機材レンタルと常設工事の両方に関わってきた目線で整理していきます。
映像機材レンタル全般の考え方や他の用途については、まずこちらの保存版ガイドもチェックしてみてください。
1. なぜポップアップストアに「動く画面」が効くのか
期間限定ショップやポップアップストアは、
- 通路沿いにブースが並ぶ商業施設
- イベント会場内の一角
- 既存店舗の一部区画を借りる形
など、いずれも「通りすがりの人の目を、いかに数秒で止めるか」が勝負です。
1-1. 静止画だけでは伝わりきらない情報がある
ポスター・パネルは、
- ブランドロゴ
- キービジュアル
- キャッチコピー
を伝えるには十分ですが、
- 使用イメージ(ビフォー・アフター)
- 質感・機能・使い方
- ブランドストーリーや世界観
といった「動きがあったほうが伝わる情報」まではカバーしきれません。
ここに、大型モニターや縦型サイネージが1台あるだけでも、
- 足を止める「きっかけ」が増える
- スタッフが説明する前に、映像である程度の前提を共有できる
といった効果が期待できます。
1-2. 「期間限定だからこそ、映像投資がしやすい」
常設店舗と違い、ポップアップ・短期店舗は、
- 期間が決まっている(数日〜数週間〜1ヶ月程度)
- 場所も限定されている
ため、
- レンタル費用を「キャンペーン費」として計上しやすい
- 効果を見てから常設店舗への展開を検討できる
という意味でも、テスト的にデジタルサイネージを入れてみるには絶好のタイミングです。
展示会でのモニター活用やサイズ感の考え方は、こちらの記事も参考になります。
2. 画面サイズ・台数の基本的な考え方
ポップアップでよくある相談は、
- 「何インチを何台くらい置くとちょうど良いですか?」
- 「通路幅がそんなに広くないけど、どこに置くべき?」
といったサイズ・レイアウト周りのものです。
2-1. ベースになる考え方
ざっくりとした目安ですが、
- 通路から2〜3mの距離:43〜55インチ
- 通路から3〜5mの距離:55〜65インチ
を基準に考えておくと、「遠くから見たときも情報が読めるサイズ感」になりやすいです。
展示会ブースや会議室と同様、「距離 × 用途」からサイズを決めるのが基本です。
2-2. よくあるレイアウトパターン
ポップアップ向けには、次のような構成がよく使われます。
パターンA:縦型サイネージ 1台(入口横)
- 43〜55インチの縦置きモニター or サイネージ筐体
- ループ再生でブランドムービー・商品イメージを表示
もっともシンプルで、「とりあえず1台から始めたい」場合におすすめです。
パターンB:入口+店内背面の2面構成
- 入口付近:縦型サイネージ 43〜55インチ
- 店内奥の壁:横型モニター 55〜65インチ
入口側で「足を止める役」、店内奥で「世界観をつくる役」として使い分ける構成です。
パターンC:カウンター上の小型モニター+入口サイネージ
- 入口:縦型サイネージ 1台
- レジカウンター横:24〜32インチの小型モニター
カウンター横のモニターでは、
- セットメニューやキャンペーン
- アップセル商品(関連アイテム・限定品)
の紹介を流すことで、客単価アップにもつながりやすい構成になります。
3. コンテンツの再生方法:USB?PC?BrightSign?
次に、「どうやって映像を流すか」という再生方法の話です。
ポップアップ・短期店舗でよく使われるのは、主に次の3パターンです。
3-1. USBメモリ再生(最もシンプル)
対応しているディスプレイであれば、
- MP4などの動画をUSBメモリに入れる
- ディスプレイのUSBポートに挿す
- 電源オン → 自動再生設定
という形で、PCなしでループ再生が可能です。
メリット:
- 構成がシンプルで、トラブルの原因が少ない
- 現場スタッフでも操作しやすい
注意点:
- 細かいスケジュール再生・画面分割などは苦手
- 動画フォーマットや容量の制限に注意
3-2. ノートPC+HDMI接続
少し柔軟性を持たせたい場合は、ノートPCからHDMIで出力するパターンです。
- 複数の動画・静止画を切り替えて再生
- スライドショーや簡単なプレゼン表示
など、現場でのアドリブが効きやすい構成になります。
ただし、
- PCの電源管理(スリープ・再起動)
- HDMIケーブルの抜け・接触
など、人が触る箇所が増える分、トラブル要因も増えます。
3-3. BrightSignなど専用プレーヤー
複数画面を連動させたい場合や、
- 時間帯ごとに流すコンテンツを変えたい
- 将来、他店舗や本社とも連携したい
といった場合は、BrightSignのような専用サイネージプレーヤーを使う方法もあります。
例えば、
- 入口サイネージと店内モニターで、同じタイミングで映像を切り替える
- 開店直後/日中/夜間でコンテンツを出し分ける
といったことも、プレーヤーの設定次第で可能です。
常設のサイネージや、複数ディスプレイの同期再生・一括制御については、改めて別記事でも詳しく取り上げていく予定です。
4. 短期出店だからこそ気をつけたい「設置まわり」のポイント
機材そのものだけでなく、「設置まわり」も短期店舗では重要です。
4-1. 設置スペース・導線の確認
事前に、
- ブース・区画の寸法(間口・奥行き・天井高)
- 通路幅・人の流れ
- 他テナントとの間隔
を把握しておくと、
- スタンド型ディスプレイを通路側に向けるか、斜めに振るか
- 店内奥の壁に、どのサイズまで設置できるか
といったレイアウトを具体的に詰めやすくなります。
4-2. 電源の位置とケーブルの養生
短期店舗では、
- 仮設の電源タップ
- 床上配線(モールで養生)
になるケースも多いため、
- 延長ケーブルの長さ
- 人が通る場所をまたがないルート
- モール養生の有無(つまづき防止)
なども事前に検討が必要です。
4-3. 設置・撤去のスケジュール
商業施設や既存店舗を使う場合、
- 「搬入はオープン前・閉店後のみ」
- 「音出し・作業の時間に制限あり」
といった制約があることも少なくありません。
ETTOにご相談いただく場合は、
- 施設のルール
- 利用可能な時間帯
なども含めて共有いただければ、設置・撤去の段取りも含めてスケジュールを一緒に組み立てます。
5. どこまで自分たちで?どこからレンタル会社に任せる?
ポップアップストアの映像周りは、
- 「モニターだけ買って、あとは自分たちでなんとかする」
- 「全部外部に投げるのは予算的に厳しい」
といった悩みも多い分野です。
5-1. 自前で用意しやすいもの
- コンテンツ(ブランドムービー・商品動画・スライド)
- ノートPC(再生用)
- 簡単なUSBメモリ再生
は、社内で用意できるケースも多いです。
5-2. レンタル会社に任せた方がラクなところ
- 画面サイズ・台数・レイアウトの設計
- モニター・サイネージ本体+スタンドの選定
- BrightSignなど専用プレーヤーの設定
- ケーブル・電源周りを含めた現場設置
といった部分は、現場に慣れたレンタル会社に任せた方が、結果的にコスパが良くなることが多いです。
展示会向けの記事ですが、「どこまで自前で/どこからプロに任せるか」の考え方は、ポップアップでも共通しています。
6. ETTOに相談いただけること
ETTOでは、ポップアップストア・短期店舗向けに、次のようなサポートが可能です。
- ブース図面・写真をもとにした、画面サイズ・台数・レイアウトの提案
- 縦型サイネージ・スタンド付きモニター・小型モニターなどの組み合わせ提案
- USB/PC/BrightSignなど、コンテンツ再生方法の設計
- 設置・撤去・動作確認まで含めたワンストップ対応
- 将来の常設サイネージ・LED導入も見据えた構成のご相談
「まずはポップアップで試してみて、うまくいったら常設店舗にも広げたい」といったご相談も歓迎です。
常設LEDや業務用ディスプレイ側の情報は、こちらの記事も参考にしてみてください。
ポップアップストア向けサイネージ・モニターレンタルを相談する
7. まとめ:期間限定だからこそ「映像」で差をつける
- ポップアップストア・短期店舗は、「数秒で足を止められるかどうか」が勝負
- 縦型サイネージや大型モニターを1〜2台入れるだけでも、世界観の伝わり方が大きく変わる
- USB再生・PC・BrightSignなど、期間ややりたい内容に合わせて再生方法を選ぶのがポイント
- 機材選定・レイアウト・設置まわりは、レンタル会社に任せた方がトータルでコスパが良いケースが多い
「とりあえずポスターだけでいいか」と思っている段階でも大丈夫です。
ブースの広さ・場所・期間・予算感などを教えていただければ、現実的なレンタル構成と概算費用をご提案します。