展示会・イベントで「遠い場所に映像を飛ばす」時、HDMIをそのまま延ばすのは正直リスクが高いです。
なぜなら、長距離配線のトラブルは“映らない”より“途中で落ちる”が一番怖いから。
この記事の結論(先に)
・短距離は「太くて短いHDMI」
・中距離は「HDBaseT(Cat6/6A)」
・長距離・長時間・止めたくない時は「HDMI→SDI変換」を選ぶことがある(現場判断)
・そして基本ジョイント(中継カプラ/延長)はしない前提で設計する
・短距離は「太くて短いHDMI」
・中距離は「HDBaseT(Cat6/6A)」
・長距離・長時間・止めたくない時は「HDMI→SDI変換」を選ぶことがある(現場判断)
・そして基本ジョイント(中継カプラ/延長)はしない前提で設計する
この記事では、光HDMI/HDBaseT/SDI変換を目的別に選べるように、現場目線で整理します。
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目次
- まず大前提:長距離は“設計”で8割決まる
- なぜジョイント非推奨なのか(HDMIは特に)
- 3方式の特徴:光HDMI/HDBaseT/SDI変換
- 用途別の正解:展示会・会議・配信・長時間運用
- 失敗しないチェックリスト(当日止めない)
- よくある質問
- 関連記事・内部リンク
まず大前提:長距離は“設計”で8割決まる
長距離伝送で大事なのは、ケーブルの種類より先に「何が目的で、どれだけ止められないか」です。
最初に決める3つ
- 距離:何mか(直線距離ではなく、ケーブルが通る実距離)
- 環境:人が踏む?床養生?電源線と並走?曲げが多い?
- 重要度:止まったらアウト?(配信・本番演出・営業に直撃など)
現場の本音
「映ればOK」ではなく、“長引かない(落ちない)”が正義です。
そのため、光HDMIよりもSDIに逃がす判断をする現場は普通にあります。
「映ればOK」ではなく、“長引かない(落ちない)”が正義です。
そのため、光HDMIよりもSDIに逃がす判断をする現場は普通にあります。
なぜジョイント非推奨なのか(HDMIは特に)
結論から言うと、ジョイント(中継)はトラブル要因が増えるからです。
ジョイントが増えると起きがちなこと
- 接触不良(ちょっと引っ張られただけで瞬断)
- 信号品質が落ちる(高解像度ほど顕在化)
- コネクタにテンションがかかり続け、途中で落ちる
- 「どこが悪いか」切り分けに時間がかかる
HDMIはロック機構が弱いので、特にジョイント構成にすると事故りやすいです。
方針(おすすめ)
長距離は「1本で引き切る」前提で組む。
どうしても継ぐなら、現場前に同条件で長時間テストしてから(本番ぶっつけは避ける)。
長距離は「1本で引き切る」前提で組む。
どうしても継ぐなら、現場前に同条件で長時間テストしてから(本番ぶっつけは避ける)。
3方式の特徴:光HDMI/HDBaseT/SDI変換
比較表(ざっくり)
| 方式 | 強い場面 | 弱い場面 | 現場の注意 |
|---|---|---|---|
| 光HDMI | 中〜長距離を手早く(配線がシンプル) | 踏まれる・折れる・曲げが多い、当日トラブル時の代替が効きにくい | 方向性(SOURCE/DISPLAY)・曲げ半径・保護が超重要/ジョイントしない |
| HDBaseT (Cat6/6A) |
会場配線に強い/配線ルート取り回しが良い | 品質がケーブル・端末・施工に依存/安物で事故る | Cat5eよりCat6/6A推奨/中継ハブを挟まない/規格を揃える |
| HDMI→SDI変換 | 長時間・止めたくない/ロック端子で安心/分配・引き回しがしやすい | 変換機が必要(電源・設置)/戻し側も変換が必要 | BNCは固定できる/同軸の品質が効く/念のため予備系統を用意しやすい |
光HDMI:手早いが「扱い」が難しい
- メリット:配線がシンプル。引けば映るまでが速い。
- 注意:曲げ・踏み・引っ張りに弱い。方向性があるタイプもある。
- 運用:床配線は養生必須。ジョイントは基本避ける。
HDBaseT:会場配線に強いが“品質管理”が肝
- メリット:Cat6/6Aで取り回しが良い。会場の配線計画に乗せやすい。
- 注意:ケーブル品質・端末相性・施工状態で差が出る。
- 運用:中継ハブは挟まない(直結前提)。パッチで継ぐのもリスク。
HDMI→SDI変換:長引きが怖い時の“現場の答え”
「本番が長い」「途中で落ちたら終わる」「切り分けに時間を使いたくない」場合、SDIに逃がす判断が出ます。
- コネクタがロック(BNC)で、抜け事故が減る
- 同軸で引き回しが楽(現場運用に強い)
- 分配・冗長(予備線)を組みやすい
ETTOの基本方針
“最短で映す”より、“落とさない構成”を優先。
そのため、条件によっては光HDMIよりSDI変換を提案することがあります。
“最短で映す”より、“落とさない構成”を優先。
そのため、条件によっては光HDMIよりSDI変換を提案することがあります。
用途別の正解:展示会・会議・配信・長時間運用
ケースA:展示会ブース(終日運用・人が多い)
- おすすめ:HDBaseT or HDMI→SDI
- 理由:踏まれる/引っ張られる/抜ける事故が起きがち
- 避けたい:ジョイントだらけのHDMI延長
ケースB:会議室・社内イベント(配線ルートが綺麗)
- おすすめ:距離次第で光HDMI or HDBaseT
- ポイント:床養生が不要/人が踏まないなら光HDMIがハマる
ケースC:配信・ステージ演出(絶対止めたくない)
- おすすめ:HDMI→SDI(安定優先)
- 理由:切り分けが速く、ロック端子で事故が減る
- 運用:可能なら「予備線」も引いておく(本番で最強)
失敗しないチェックリスト(当日止めない)
- ジョイントしない前提でケーブル長を決める(余長は巻いて管理)
- 床を跨ぐなら養生・段差スロープまでセットで考える
- 電源線と信号線は可能なら分離(並走しすぎない)
- 変換機がある構成は、電源の取り方と抜け止めを先に決める
- 本番前に30分〜数時間の連続再生テスト(瞬断は時間で出る)
- 予備の短ケーブル、予備PC、予備変換器を用意(切り分けが速い)
よくある質問
Q. 光HDMIって結局どうなの?
A. 使い所はあります。ただ、現場では踏まれる・曲げられる・引っ張られる条件が多いので、運用が荒くなりそうなら別方式を選びます。
Q. “とりあえず延長カプラで”はダメ?
A. 短時間なら動くこともありますが、本番中に落ちた時の復旧が遅いのでおすすめしません。長引くのが一番コストが高いです。
Q. SDIにしたら絶対安心?
A. “絶対”は言いませんが、現場運用として強いのは事実です。ロック端子・引き回し・冗長化のしやすさが効きます。
関連記事・内部リンク
まとめ:長距離は「方式選定」より「事故らない設計」
HDMI長距離は、ケーブル選びより先にジョイントしない設計と運用条件が勝負です。
そのうえで、止められない条件ならSDI変換を含めて選択肢に入れる。これが現場での“正解”になりやすいです。