展示会映像機材の「追加料金ルールブック」|見積に貼るだけテンプレ集

展示会映像機材の「追加料金ルールブック」|見積に貼るだけテンプレ集(仕様変更・時間延長・責任分界)

展示会・イベントの映像で一番揉めやすいのは、「当日、話が増えて総額が上がる」問題です。
ただ、追加料金は“悪”ではなく、現場では作業・人・時間・責任範囲が増えると当然発生しやすいもの。

そこで本記事は、「当日追加の解説」よりも一歩進めて、
見積・発注の段階で“追加の境界線”を決めるためのルールブックとしてまとめます。

この記事の使い方(営業提案にもそのまま使えます):
・追加料金の境界線を「3つのルール」で明文化
・見積書/発注書/メールに貼るだけのテンプレ文を用意
・相見積でもブレない“仕様の固め方”まで整理
→ 目的は 総額を安定させること(=最終的に一番安い)

先に「見積が高くなる理由」を潰したい方は、こちらが土台になります。
展示会の映像「見積が高くなる原因」TOP10|ムダを削って総コストを下げる


目次


1. 追加料金が発生する“本当の理由”は3つだけ

追加料金は、だいたいこの3つの増加で決まります。
逆に言えば、この3つを先にルール化すれば、追加はコントロールできます。

  • 仕様が増える:入力/出力/台数/設置/運用が増える
  • 時間が伸びる:夜間・早朝・延長・待機・撤去押し
  • 責任範囲が増える:誰がどこまで面倒を見るかが曖昧

「当日対応してくれた=ありがたい」一方で、現場では作業が増えます。
だから揉めないためには、“当日追加”を前提にせず、見積段階で境界線を決めるのが最強です。


2. ルールブック本編:追加の境界線(仕様・時間・責任分界)

ルールA:仕様(入力・出力・台数・設置・運用)が増えたら追加

現場で最も増えやすいのが仕様追加です。具体的には次が増えると“作業が増える”ので追加になりやすい。

  • 入力が増える:PC追加/カメラ追加/再生機追加/急な端子違い(USB-C/HDMI等)
  • 出力が増える:控室出し/受付出し/別モニター追加/別方向にもう1面
  • 台数が増える:モニター追加/LED面追加
  • 設置が変わる:縦置き追加/位置変更/スタンド変更
  • 運用が増える:切替回数増/当日差し替え増/リハ延長/音声ルート追加

ルールB:時間(延長・夜間早朝・待機)が増えたら追加

会場都合の時間変更は、スタッフ拘束がそのままコストになります。
とくに撤去が押す夜間指定待機が長いは、見積に直結します。

ルールC:責任分界が曖昧なら「追加」か「除外」を選ぶ

一番揉めるのがここです。
「どこから先が誰の責任か」が曖昧だと、現場は安全側に倒して吸収する(=作業が増える)ため、追加や増額の原因になります。

  • 持ち込みPC起因(OS/設定/HDCP/解像度)
  • 持ち込み変換・ケーブル起因
  • 会場電源・会場側ネットワーク起因
  • コンテンツ不備(比率/尺/音/コーデック)

当日の切り分けを速くするなら、現場用の一次チャートも用意しておくと強いです。
映像が出ない時の一次切り分けチャート|No Signal最短復旧(現場用)


3. 見積に貼るだけテンプレ(コピペOK)

下のテンプレは、相手に不利すぎず、でも境界線が明確になる“現実的な文面”にしてあります。
見積書・発注書・メールにそのまま貼ってください。

テンプレ1:仕様(入力/出力/台数/設置/運用)の境界線

本見積は、下記仕様を前提とします。
【入力】◯系統(例:PC 1台)
【出力】◯面(例:メイン画面 1面)
【表示】◯台(例:モニター 65inch 1台)
【設置】横設置(縦設置なし)/設置位置は事前確定
【運用】基本は常時ループ(切替は事前申告分のみ)

上記仕様に追加・変更がある場合は、追加作業・追加機材・追加人員が発生するため、別途お見積りとなります。

テンプレ2:時間(延長・夜間早朝・待機)

会場都合による作業時間の変更(夜間・早朝・延長・待機を含む)が発生した場合、
拘束時間に応じて追加費用が発生する可能性があります。
分かり次第、追加が最小になるよう調整案を提示します。

テンプレ3:責任分界(持ち込み機材・素材・会場起因)

持ち込み機材(PC/変換/ケーブル等)・持ち込み素材・会場設備(電源/ネットワーク等)起因の不具合については、
復旧のための追加対応が必要となる場合があります。
可能な範囲で最短復旧を優先し、必要に応じて代替案(最小構成・直結・予備系統等)をご提案します。

「レンタル手配そのものの失敗」を先に減らしたい場合は、チェックリストも併用が強いです。
展示会で映像機材レンタルを失敗しないためのチェックリスト


4. 仕様がブレない“発注前チェック”5項目(相見積対策)

追加料金を減らし、相見積でも価格を安定させるには、見積前にここだけ固めればOKです。
逆に、ここが曖昧だと業者は保険で工数を盛ります(=見積が上がる)。

  1. 目的を1つ決める:集客/説明/登壇(優先順位を固定)
  2. 表示を固定:モニター or LED、台数、サイズ感
  3. 入力を絞る:本番必須の入力は何個か(追加はオプション化)
  4. 最長距離を確定:10m超なら方式を先に決める
  5. 窓口を一本化:当日判断の迷子を防ぐ(責任分界が明確になる)

距離やサイズ感が曖昧なまま進むと、過剰スペックになって見積が上がりやすいです。
まずはここで整理すると一気にスリムになります。
展示会モニターのサイズ早見表|距離・台数・高さ・分配


5. 当日トラブル=追加作業を減らす「現場の保険」

追加費用のトリガーは「仕様追加」だけではありません。
トラブル復旧のために作業が増えることで追加になりやすいケースもあります。
ここを潰すと、総額が安定します。

5-1. 長距離は“方式固定”が最強

10m超・床這い・通路横断があるなら、当日判断は危険。方式を先に決めるのが事故らない。
光HDMI・HDBaseT・SDI変換の使い分け(長距離の正解)

5-2. LED案件は“前提共有”で揉めを消す

LEDは前提のズレがそのまま当日の追加作業(調整・再設定・素材差し替え)に繋がりやすいです。
LEDで揉める理由、だいたい「制作会社と前提共有できてない」説

5-3. 「テレビ代用」は結局コストが増えがち

安く見える選択が、相性・復旧・安定性で工数を増やし、結果高くなる典型。
テレビをモニター代わりに使うのはOK?業務用との違い


6. ETTOの対応範囲(持ち込み機材・人員のみ支援もOK)

ETTOは、レンタルだけでなく「機材はあるけど施工要員がいない」現場支援にも対応しています。
追加が出やすい案件ほど、“当日を回す人と段取り”が効きます。

  • 持ち込み機材(BYO)歓迎:混在環境でも安定化・切り分け
  • 人員のみ:設営/配線/調整/オペ/撤収のスポット支援
  • 短納期:他社NG案件でも間に合わせるルートを組む

BYO/短納期の現場支援はこちら(サービス説明として別記事に集約してあります)。
短納期でも間に合わせる映像施工|持ち込み機材OK(BYO歓迎)

相談はここから(写真だけでもOK)
会期・会場・ブース図面(ラフ可)・持ち込み機材の写真があると最短で詰められます。
→ お問い合わせはこちら


7. FAQ

Q. 追加料金ってどこまでが“無料対応”ですか?

A. 現場で吸収できる微調整もありますが、入力/出力/台数/設置/運用の追加や、時間延長責任範囲の拡大は作業増なので追加になりやすいです。
だからこそ、本記事のテンプレで境界線を決めるのが一番揉めません。

Q. 相見積で価格差が大きいのはなぜ?

A. 仕様の曖昧さ(保険工数)と、当日対応の想定範囲が違うからです。
まずは土台としてこちらを見て、どこで増えているかを特定すると早いです。
見積が高くなる原因TOP10

Q. 購入した機材でも施工してもらえますか?

A. 可能です。購入/レンタルの判断は“総コスト”で決めるのが正解です。
展示会の映像機材は買う?借りる?(禁断の判断基準)


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