社内表彰式・キックオフの映像演出ガイド|会場+配信を成功させる基本設計
「せっかくの表彰式なのに、画が地味」「オンライン参加者が置いてけぼり」――。
社内イベントの満足度は、映像と音声のクオリティで大きく変わります。
本記事では、社内表彰式・キックオフ・全社会・タウンホールなどのイベントを想定し、
会場スクリーン・カメラ・スイッチャー・配信・録画までをどう設計すればよいかを、現場目線で整理しました。
「とりあえず一式レンタルしたい」「何をどれだけ頼めばいいか分からない」という方向けの実務ガイドです。
1. 社内表彰式・キックオフで求められる映像演出とは?
社内イベントの映像演出は、ただ「スライドを映す」「配信する」だけではもったいないです。
現場でよく求められるポイントは、次の3つです。
- ① 主役(受賞者・登壇者)をしっかり見せる:表情が分かるカメラワーク、アップの画。
- ② 会場の一体感をつくる:オープニング映像、BGM、会場リアクションの取り込み。
- ③ オンライン参加者も置いていかない:配信用の画作り、音声バランス、チャット対応。
この3つを満たすために、「会場スクリーン」「カメラ」「音声」「配信」の設計をセットで考える必要があります。
2. 失敗しないための基本設計ステップ
まずは、次のステップで情報を整理すると、構成が決めやすくなります。
2-1. イベントの「目的」と「ゴール」を決める
- モチベーションアップ(表彰式・アワード)
- 戦略共有(キックオフ・全社会)
- 新サービス発表・プロジェクト発表
目的によって、カメラ台数・スクリーン構成・映像の比重が変わります。
例えば、表彰式なら「受賞者のアップ」と「リアクション」を重視、キックオフなら「スライド+登壇者」をしっかり見せる構成が中心です。
2-2. 会場レイアウトとスクリーン位置を決める
よくあるパターンは次の3つです。
- メインスクリーン1面:ホテル宴会場・ホールの標準的なレイアウト。
- 左右2面スクリーン:席数が多い場合、どこからでも見やすくなる。
- LEDウォール:映像演出を重視したライブ感のあるステージ。
LEDウォールを使った演出や、常設導入の検討がある場合は、下記の記事も参考になります。
2-3. オンライン参加の有無を決める
最近は、会場+オンラインのハイブリッド開催が増えています。
配信ありの場合は、次を前提に構成を考えます。
- 配信プラットフォーム:Zoom / Teams / YouTube など
- 配信用PCの有無と台数
- オンライン参加者からの音声・質疑を拾うか(双方向 or 片方向)
2-4. 必要な「画のパターン」を洗い出す
代表的なパターンを事前に決めておくと、スイッチングがスムーズです。
- スライド全画面
- 登壇者のアップ
- スライド+登壇者の2画面(PinP)
- 受賞者のアップ+会場リアクション
- オープニング・エンディングのVTR
これらを安定して切り替えるには、専用のスイッチャーがあると安心です。
中規模以上の案件では、Roland V-160HDのようなマルチフォーマットスイッチャーがよく使われます。
3. シーン別のおすすめ構成例(会場+配信)
3-1. 小規模:会議室での表彰/キックオフ(〜50名)
想定シーン
- 社内会議室・多目的ルーム
- スクリーン1面+オンライン参加者あり
推奨構成
- カメラ:1〜2台(全景+登壇者アップ)
- プレゼンPC:1台(HDMI / USB-C)
- 小型スイッチャー+キャプチャ
- 会場用モニター or プロジェクター
- 配信用PC(Zoom / Teams)
- ワイヤレスマイク 2〜4本
Type-C出力のPCを使う場合は、変換アダプタの相性問題が起きやすいので、事前に下記の記事もチェックしておくと安心です。
3-2. 中規模:ホテル宴会場での表彰式(〜200名)
想定シーン
- ホテル宴会場・ホール
- メインスクリーン1〜2面
- 表彰+キーノート+懇親会
推奨構成
- カメラ:2〜3台(全景/登壇者/会場リアクション)
- プレゼンPC:2台以上(メイン+予備)
- V-160HDクラスのスイッチャー
- 録画用レコーダー or キャプチャPC
- 会場PAとの連携(音声のやり取り)
- 控室モニターへの出力(AUX)
「会場スクリーン+録画+控室出し」を同時に成立させたい場合、V-160HDのようなスイッチャーがあると、構成がシンプルになります。
3-3. 大規模・ハイブリッド:全社会/グループキックオフ
想定シーン
- 全社キックオフ/年次総会
- 会場+オンライン配信(数百名〜)
- 表彰、事業報告、新方針のプレゼン
推奨構成
- カメラ:3台以上(ステージ全景・中景・アップ)
- LEDウォール or 大型スクリーン 2面以上
- メインスイッチャー+バックアップ系統
- 配信用エンコーダー or 配信専用PC
- ステージリターンモニター・タイマー
- インカム(スタッフ用連絡手段)
ここまでの規模になると、スイッチャー・配信・録画を含めたトータル設計が重要です。
ETTOでは、現場オペレーター付きでの一括対応も可能です。
4. 社内イベントで最低限そろえたい機材リスト
4-1. 映像系
- スクリーン or モニター or LEDディスプレイ
- カメラ(数と位置)
- スイッチャー(小型〜V-160HDクラス)
- 再生PC(プレゼン・VTR)
- 録画用レコーダー or キャプチャPC
4-2. 音声系
- ワイヤレスマイク(司会・登壇者・受賞者用)
- 会場PAとのライン入出力
- 配信用の音声ミックス(会場とは別に整えると聞きやすい)
4-3. 配信・演出まわり
- 配信用PC+エンコーダーソフト(OBSなど)
- ネットワーク(有線優先/予備回線)
- オープニング/エンディングのVTR・BGM
- LED背景やVJ的な演出が必要な場合は、Resolume Arenaのライセンスレンタルも有効です。
5. 準備スケジュールとチェックリスト
5-1. 1〜2か月前:コンセプトと構成決め
- イベントの目的・ターゲットを整理
- プログラム案(表彰・発表・余興など)
- 会場決定・配信の有無
- 概算予算枠を決める
5-2. 2〜3週間前:機材・進行の確定
- カメラ台数・スクリーン構成の確定
- スライド締切日・動画素材の締切日
- リハーサルの有無と日程
- スタッフの役割分担(司会・タイムキーパー・チャット担当など)
5-3. 当日〜本番前:チェックポイント
- 本番と同じPC・ケーブルで映像と音声を確認
- 配信テスト(Zoom/Teams のテスト接続)
- 表彰者の動線・立ち位置をリハーサルで確認
- 非常時の連絡手段(インカム/チャット)を確保
いま検討中の表彰式・キックオフの「画」を一緒に設計しませんか?
ETTO株式会社では、社内表彰式・キックオフ・全社会などのイベント向けに、
会場スクリーン・カメラ・スイッチャー・配信・録画までを含めた映像機材一式のご提案と、オペレーター付きの現場対応を行っています。
下記の情報をお送りいただければ、まずは概算の構成と費用感をお出しできます。
- イベント名・目的(表彰式/キックオフ/全社会など)
- 日程・会場(候補でもOK)
- 予定人数(会場・オンラインそれぞれ)
- 配信の有無(Zoom/Teams/YouTube配信 など)
- 希望する演出イメージ(シンプル/ライブ感重視/LED演出 など)
7. よくある質問(FAQ)
Q1. 「機材だけレンタル」と「オペレーター付き」、どちらがおすすめですか?
小規模で「カメラ1台+スクリーン1面」程度なら、機材のみレンタルでも対応可能なケースが多いです。
ただし、配信・録画・表彰演出が同時進行する場合や、参加者が多いイベントでは、
当日トラブルを避けるためオペレーター付きをおすすめしています。
Q2. 直前の相談でも間に合いますか?
日程と在庫次第ですが、直前対応のポイントでも解説している通り、
「会場・日程・入力(カメラ/PC)・出力(スクリーン/配信/録画)」など最低限の情報をいただければ、
スピーディに構成案をお出しできます。
Q3. 予算が限られている場合、どこから削るべきですか?
まずは「カメラ台数」と「スクリーン構成」でメリハリを付けることが多いです。
例えば、カメラ1台+スライド中心にして映像演出はシンプルにしつつ、音声と配信はしっかり作り込む――といったバランス調整が可能です。
Q4. 映像演出のイメージが固まっていなくても相談できますか?
もちろん可能です。「去年の反省点」や「こうなったら嬉しい」をお聞かせいただければ、
目的に合わせた構成案や、過去事例に基づいたパターンをご提案します。