「展示会ブースの映像機材をまとめてお願いしたい」「モニターとLED、どっちが良いか分からない」――そんな方に向けて、展示会ブースでよく使われる映像機材の考え方と、モニター・LED・スイッチャー・配信まで一式で頼むときのポイントをまとめました。
すでに図面やブースイメージがある場合は、図面/会期/想定来場者数を手元に置きながら読んでいただくと、より具体的にイメージしやすいと思います。
1. 展示会ブースの映像機材レンタルで、最初に決めるべき3つのこと
細かい機材の型番よりも、まずは次の3つを決めるとブレにくくなります。
- 目的:とにかく目立ちたいのか、説明・商談が主役なのか
- 導線:通路からの距離、間口の広さ、立ち止まってほしい位置
- 見せたいコンテンツ:映像メインか、UI画面や価格表など文字情報メインか
例えば「遠くからでも目立ちたい」ならLEDディスプレイが有利ですし、「商談席でしっかり資料を見せたい」なら高精細モニターの方がコスト面で有利なケースも多いです。
LEDとモニターの比較については、下記の記事でも詳しく解説しています。
2. 目的別|展示会ブースのよくある映像構成パターン
2-1. 予算重視の「モニター中心プラン」
「まずは映像を出したい」「LEDまでは不要」という場合に多い構成です。
- 55〜65インチモニター ×1〜2台(スタンド付き)
- 再生用PCまたはメディアプレイヤー
- 必要に応じて小型ビデオスイッチャー(PC+カメラ切り替え用)
モニターのサイズや台数、配置の考え方は、映像機材レンタルの基本を解説したこちらの記事も参考になります。
2-2. 集客重視の「LEDメイン・アイキャッチプラン」
通路側からしっかり目を引きたい大型ブース向けの構成です。
- 屋内用LEDディスプレイ(2.6〜3.9mmピッチ/幅3〜6m程度)
- 商談席やデモ卓用のサブモニター
- ループ再生用PCまたはメディアプレイヤー
ブースの間口が広い・メイン通路に面している場合は、LEDで大きく動画を流すことで「遠目からの指名買い」を狙いやすくなります。
展示会でのLEDレンタルの費用感や、設営の流れについては下記の記事で紹介しています。
2-3. 情報量重視の「会場+配信ハイブリッドプラン」
セミナー併設ブースや、オンライン配信を絡めたイベントで増えている構成です。
- メイン表示用のモニターまたはLEDディスプレイ
- ビデオスイッチャー(例:Roland V-160HD)
- カメラ2〜3台、PC2〜3系統(スライド/デモ画面など)
- 配信用PC・録画レコーダー・サブモニター
「会場に来られないお客様にも配信で届けたい」「社内向けにアーカイブを残したい」といったニーズに対応しやすい構成です。スイッチャー選びの具体例は下記の記事でも解説しています。
3. カテゴリ別に見る|何をどこまでレンタルすべきか
3-1. モニター(液晶ディスプレイ)
モニターは、サイズと配置によって見え方が大きく変わります。
- 通路側:55〜75インチを入口側に1台以上
- 商談席:32〜50インチを席ごとに1台
- デモ卓:24〜32インチでUI画面や操作画面を見せる
家庭用テレビと業務用モニターでは、耐久性や輝度、端子の種類が異なります。「どちらが良いか分からない」という場合は、ブースのレイアウトと使用時間をもとにご相談ください。
3-2. LEDディスプレイ
LEDは「ピッチ(mm)」「サイズ」「設置方法」によって金額が大きく変わります。
- 3.9mm前後:中〜遠距離向き。通路側のアイキャッチに最適
- 2.6mm前後:近距離でも文字が読みやすく、大画面との両立に向く
- 吊り・自立・壁掛けなど設置方法によって、必要な架台や施工が変わる
「LEDにしたいけれど、ピッチやサイズ感が分からない」という場合は、ブース図面と目標の見せ方を共有いただければ、いくつかのパターンをご提案します。
3-3. スイッチャー・分配器・延長機材
カメラやPCが2系統以上になる場合、ビデオスイッチャーがほぼ必須です。また、モニターを複数並べる場合は分配・延長まわりも重要になります。
- 入力が2〜3系統 → 小型スイッチャー(V-1HDなど)
- 会場+配信+録画+控室出し → 中型スイッチャー(V-160HDなど)
- モニター複数台 → HDMI分配器やLEDプロセッサーで分配
分配や延長はトラブルが起きやすいポイントです。事前に知っておきたいポイントは、下記の記事が参考になります。
3-4. 配信・録画・音声まわり
配信を絡める場合は、映像だけでなく音声と回線も設計が必要です。
- 配信用PC(Zoom/Teams/YouTubeなど)
- USBキャプチャまたはスイッチャーからのUSB出力
- マイク・ミキサー・スピーカー
- バックアップ用の録画レコーダー
「どこまで自社で持っていて、どこからレンタルすべきか」は案件ごとに変わります。急な案件や人手不足の際は、同業支援サービスもご利用いただけます。
4. 展示会現場で本当に多い映像トラブルと予防策
展示会のサポートをしていると、毎回のように似たトラブルが発生します。
- USB-C → HDMIが映らない(ポート仕様/変換アダプタの問題)
- HDMI延長で映像が不安定になる
- 音だけ出ない・解像度が合わず文字がボケる
- 会場常設モニターに映せない(HDCPや入力切替の問題)
こうしたトラブルを事前に潰すためのチェックリスト記事も用意しています。
「自社スタッフである程度まで対応しつつ、どうしてもダメなときだけプロに相談したい」という場合も、お気軽にご連絡ください。
5. 見積もり前に整理しておきたいチェックリスト
ETTOでは、図面やラフスケッチだけでも概算お見積もりが可能です。下記の情報が揃っていると、より精度の高い提案がしやすくなります。
- 会場名・ホール名・会期(設営日/本番日/撤去日)
- ブース番号・間口×奥行き・高さ制限
- 想定来場者数・ピーク時間帯
- 映像で伝えたい内容(サービス紹介/UIデモ/価格表など)
- 既に手配済みの機材(モニター・PC・カメラ・音響など)
- 「ここだけは失敗できない」というポイント(プレゼン、配信、VIP来場など)
6. ETTOに一式で依頼するメリット
ETTO株式会社では、単品レンタルだけでなく、展示会ブース一式の構成提案も行っています。
- 機材レンタルだけでなく、設営・オペレーション・撤去まで一括対応が可能
- LED・モニター・スイッチャー・配信までワンストップで設計
- 他社手配機材と混在する現場でも、接続や運用の相談OK
- 他社見積書をお持ちいただいての「セカンドオピニオン」も歓迎
「自社のブース規模で、どこまで映像に投資すべきか分からない」という段階でも構いません。過去の案件事例を踏まえて、費用対効果のバランスを一緒に考えさせていただきます。
まとめ|展示会ブースの映像は「目的」と「導線」から逆算する
展示会ブースの映像機材レンタルは、機材名や型番から考え始めると複雑になりがちです。まずは
- ブースの目的(目立ちたいのか、説明重視なのか)
- 来場者の導線と、立ち止まってほしい位置
- 見せたいコンテンツの種類(動画/UI/資料など)
この3つを整理したうえで、モニター・LED・スイッチャー・配信の組み合わせを決めていくと、無駄の少ない構成になっていきます。
具体的なブース図面やラフイメージがあれば、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。「他社に見積もりを取ったけれど、これで足りるのか不安」といったセカンドオピニオンも歓迎です。