展示会でのサイネージ・LED・モニター構成の“黄金パターン|ブースサイズ別にプロが解説

展示会でのサイネージ・LED・モニター構成の“黄金パターン”|ブースサイズ別にプロが解説

展示会のご担当者さまから、よくこんな相談をいただきます。

  • 「モニターとLED、どっちを使うべきか分からない」
  • 「ブースが1小間だけでも、映像でちゃんと目立てるのか?」
  • 「サイネージ・モニター・LEDをどう組み合わせるのが正解?」

実際には、映像機材の種類よりも「どこに」「どう配置するか」で集客力は大きく変わります。

この記事では、展示会・イベント現場で実際によく採用される“黄金パターン”の構成例を、ブース規模や目的別に具体的に紹介します。

「細かい機材選定までは分からないけど、とりあえず“ハズさない構成”を押さえておきたい」という方の参考になれば幸いです。

映像機材レンタル全般の考え方は、こちらの保存版ガイドもあわせてどうぞ。


1. 展示会で使える映像手段のざっくり整理

まずは、展示会でよく使われる映像手段をざっくり整理します。

  • モニター(液晶・有機EL):32〜98インチ程度。コスパが良く、情報も見せやすい。
  • LEDビジョン:明るさ・インパクトは最強。壁面をまるごと映像にできる。
  • デジタルサイネージ端末(BrightSignなど):同期再生・スケジュール管理に強い。
  • プロジェクター:暗めの会場や、壁面が取りやすい場合に有効。

この中から、

  • ブースサイズ(1小間/2小間〜)
  • 通路との位置関係
  • 「インパクト重視」なのか「説明重視」なのか

といった条件で、最適な組み合わせを選んでいきます。

再生方法(USB/PC/BrightSignなど)の違いは、こちらの記事で詳しくまとめています。


2. 黄金パターン①:1小間ブースの王道「55インチモニター2連」

もっともおすすめしやすいのが、1小間ブースでの55インチモニター2台を横並びにした構成です。

2-1. 構成イメージ

  • 55インチモニター × 2台(横並び)
  • スタンド or 壁掛けで通路正面に向けて設置
  • BrightSignなどで2台を同期再生(1つの横長映像として見せる)

通路側から見ると、横長のワイド画面で「おっ?」と目線が止まる構成です。

2-2. なぜ強いのか(メリット)

  • 目線の高さにちょうどいいサイズ感で、歩いている人の視界にそのまま入る
  • 1台だけより、2台ワイドの方が「何かやっている感」が出る
  • LEDよりコストを抑えつつも、映像次第でかなりインパクトが出せる

2-3. 注意ポイント

  • 2台をバラバラの内容にするより、1つの世界観でまとめた方が集客力が高い
  • BrightSign同期を使う場合、事前に映像素材の解像度・尺を合わせておく
  • 立ち止まる人を想定して、モニター前の導線(人が溜まるスペース)も確保する

展示会でのモニターサイズや高さの考え方は、こちらの早見表も参考になります。


3. 黄金パターン②:入口横の「縦型サイネージ」で通路動線を捕まえる

次に効くのが、ブース入口の側面・柱まわりに縦型サイネージを1台置く構成です。

3-1. 構成イメージ

  • 43〜55インチ程度の縦型ディスプレイ × 1台
  • 入口の少し手前、通路側に少し振って設置
  • キービジュアル+キャッチコピー+簡単な訴求(例:無料診断実施中)

歩いている人の視界の“端っこ”に常に映像が入る位置に置くのがポイントです。

3-2. どういうブースと相性がいいか

  • 美容・コスメ・食品など、ビジュアル勝負の商材
  • IT・SaaSなど、詳細説明よりまず「興味を持ってもらいたい」商材
  • キャンペーン・無料診断・デモ予約など、分かりやすい行動を促したいブース

縦型サイネージは、QRコードや短いメッセージとの相性が良く、「とりあえず何をやっている会社か」を瞬時に伝える役割として機能します。

ポップアップストアや短期店舗でのサイネージ活用は、こちらも参考になります。


4. 黄金パターン③:2小間以上なら「壁面LED+手前モニター」の二段構成

2小間以上のブースや、ブランドイメージをしっかり打ち出したい企業におすすめなのが、

  • 奥の壁面にLEDビジョン
  • 手前にモニター(デモ・説明用)

二段構成です。

4-1. 構成イメージ

  • LEDビジョン:幅3〜4m × 高さ2〜2.5m前後(ピッチ2.6mm前後)
  • 前面:55〜65インチモニターを1〜2台(製品デモ・UI紹介など)
  • BrightSignやスイッチャーで、LEDとモニターのコンテンツを連動

LEDは主に世界観・ブランド・“大きな絵”を見せる役、
モニターは製品の細かいUIや操作画面を見せる役、と役割を分けると効果的です。

4-2. 注意ポイント(LEDならでは)

  • 電源容量・ブレーカー位置の確認
  • 高さ制限・天井構造との兼ね合い(ビッグサイト・インテックスなど)
  • 前面に人が立つことを想定した視聴距離の設計
  • 明るさの調整(眩しすぎると逆に目が疲れる)

常設LED寄りの内容ですが、LED導入全般の考え方は、こちらにまとめています。


5. 黄金パターン④:セミナー・プレゼン型ブースの映像構成

ブース内でミニセミナーや製品プレゼンを行う場合は、

  • ステージ前の大画面モニター or LED
  • ブース外からも見える位置への「中継モニター」

といった構成が効果的です。

5-1. 構成イメージ

  • メイン画面:75〜86インチモニター or 小型LED
  • サブ画面:通路側に向けた55インチモニター(今やっている内容の告知)
  • 音響:スピーカー+マイクセット
  • 場合によっては、録画・配信用のキャプチャ機材

セミナーの内容そのものだけでなく、「今、ここで何かやっている」ことを周囲に伝えることが重要です。

表彰式・社内イベントなど、セミナー寄りの構成については、こちらも参考になります。


6. 黄金パターン⑤:プロダクト展示中心のブースでの「小型モニター活用」

製品点数が多いブースでは、

  • 入口側:大型モニター or 縦型サイネージで“全体のストーリー”を見せる
  • 各製品前:21〜32インチ程度の小型モニターで詳細説明

という「大きく見せる映像」と「近くで見せる映像」の組み合わせが効きます。

6-1. 小型モニターの役割

  • スタッフが説明しきれない細かい仕様・UI・活用シーンを常時見せておける
  • カタログよりも直感的に理解してもらえる
  • 音声なしでも伝わる「無音デモ映像」を流しやすい

「1台の大画面ですべて説明しよう」とするより、情報の出口を分散した方が、1人ひとりの理解度が上がりやすいです。


7. 予算がシビアなときの“ミニマム構成”と、ケチってはいけないポイント

もちろん、すべてのブースでLEDや複数モニターを使えるわけではありません。予算がシビアな場合は、

  • 55〜65インチモニター × 1台
  • スタンド or 壁掛け
  • USB再生 or 簡易プレーヤー

といったミニマム構成から始めるのも現実的です。

7-1. それでもケチらない方がいいところ

  • 画面サイズ:通路から見えるかどうかに直結するので、できれば55インチ以上
  • 設置位置:高さ・角度を間違えると、せっかくの映像が見えない
  • コンテンツ:静止画1枚より、簡単でも良いので動きのある映像にする

「映像機材には最低限しかかけられない」という場合でも、配置とコンテンツ次第で見え方は大きく変わります


8. 映像構成を決めるときに押さえておきたい3ステップ

最後に、ブースの映像構成を決める際の考え方を、3ステップに整理します。

Step1:目的を1つ決める

  • とにかく足を止めたい(認知・集客)
  • 立ち止まった人にサービス全体像を理解してほしい
  • 商談席に来た人に詳しいデモを見せたい

この中で、どれを最優先にするかを決めておくと、構成が決めやすくなります。

Step2:通路側の「一番強い映像」を決める

  • 55インチ2連のワイドモニターか
  • 縦型サイネージか
  • 壁面LEDか

まずは「通路から見たときの顔」になる映像を1つ決めます。
そこから逆算して、手前のモニターや小型モニターを足していくイメージです。

Step3:再生方法を決める(USB/PC/BrightSignなど)

最後に、

  • USBメモリでのループ再生で十分か
  • PCでスライドやデモを操作するのか
  • BrightSignで同期再生・スケジュール管理をするのか

といった「中身の動かし方」を決めます。

再生方法の違いについては、先ほど紹介したこちらの記事が詳しいです。


9. ETTOがサポートできること

ETTOでは、展示会ブースの映像構成について、

  • 図面・レイアウトを拝見した上での黄金パターン提案
  • モニター・LED・サイネージの機材レンタル一式
  • BrightSignなどを使った同期再生構成
  • 現地での設置・配線・動作確認
  • 「他社では断られた」案件の構成見直し

まで、まとめてご相談いただけます。

「とりあえず、ブースサイズとやりたいことだけ決まっている」という段階でも問題ありません。
図面やイメージ資料を共有いただければ、いくつかのパターンをご提案します。

展示会ブースの映像構成について相談する

展示会全体の映像機材構成・料金感は、こちらの早見表も参考になります。

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