LEDで揉める理由、だいたい「映像制作会社と話せてない」説

LEDで揉める理由、だいたい「映像制作会社と話せてない」説

展示会・イベント・店舗サイネージ・常設LED。
LED案件で揉める原因は「機材の良し悪し」より、“前提の共有不足”であることが多いです。

この記事の結論(3行)

  • LEDと映像制作の間に「解像度設計」と「翻訳」がないと、当日ほぼ揉めます。
  • まずは 実解像度(W×H)・比率・安全域・送出解像度・事前テスト を固定。
  • この5点が揃えば、現場の“その場調整”は激減します。

なぜ「制作と話せてない」と揉めるのか?(原因は伝言ゲーム)

LED現場は、だいたいこういう構図になりがちです。

  • 主催・運営が間に入る
  • 制作会社は“フルHD(1920×1080)前提”で作る
  • LED側は“現場で合わせればいい”と思っている

でもLEDは、パネル枚数×ピッチで実解像度が決まるので、フルHDが「正解」とは限りません。
その結果、当日にこうなります。

  • 上下左右が切れる/余白が出る(アスペクト不一致)
  • 文字が潰れる(実解像度が足りない)
  • スケーリングで画質が落ちる(拡大縮小で劣化)
  • 映像が出ない/途中で落ちる(送出や配線が未設計)

まずここを固める:制作会社と共有すべき「5点セット」

LEDの揉めを減らす最短ルートは、制作会社と最初に同じ言語を持つことです。
ETTOでは最低でもこの5つを“固定”してから進めます。

項目 なぜ必要? 抜けると起きること
① LED実解像度(W×H) 制作データの基準(最重要) 切れ・余白・文字潰れ
② アスペクト比 デザイン崩れ防止 ロゴが欠ける/レイアウト破綻
③ 安全域(セーフティ) 端の見切れ・角欠け対策 ロゴ/テロップが欠ける
④ 送出解像度(PC/プレーヤー) 安定動作+画質の両立 No Signal/不安定/ブラックアウト
⑤ 事前テストの方法 当日調整を消す 当日に初見素材→地獄

「映像が出ない」の切り分けは、当日用のチャートも用意しています(現場で効きます)。
→ 映像が出ない時の一次切り分けチャート(No Signal最短復旧)


【超重要】LEDの“ピクセル数(実解像度)”の出し方

制作会社が一番欲しいのは結局これです。
「このLEDって何px×何pxなの?」

結論:ピクセル数は「長さ ÷ ピッチ」

計算式

  • 横ピクセル =(横幅mm)÷(ピッチmm)
  • 縦ピクセル =(高さmm)÷(ピッチmm)

※mmで揃えるのがコツ(mやcmが混ざると事故ります)。

例:屋内P2.5で、横5m×縦2.5mの場合

  • 横:5000mm ÷ 2.5mm = 2000px
  • 縦:2500mm ÷ 2.5mm = 1000px
  • 実解像度:2000×1000(アスペクト比 2:1)

この「実解像度」を制作会社へ渡せば、最初から事故りません。
ピッチや視認距離の決め方は、こちらに早見表があります。
→ LEDのピッチと視認距離の早見表(屋内・屋外)


揉めやすい「4つの落とし穴」(現場で実際に多い)

① 16:9前提で作ってしまう(でもLEDは16:9じゃない)

LEDは2:1、3:1、縦長…など普通にあります。
だから「まず実解像度を確定」が最優先です。

② “端までロゴ”で作る(安全域がない)

パネルの継ぎ目、設置誤差、マスク、フレーム、見切れ。
現場は100%理想の矩形になりません。安全域を最初から決めると揉めません。

③ 撮影・配信があるのに“チラつき対策”を誰も見てない

ピッチだけでは解決しないことがあります。リフレッシュ/PWM/設定が効きます。
→ LEDがちらつく原因と対策(配信・カメラ撮影)

④ 送出(PC出力/延長/変換)を当日まで決めてない

長尺HDMIやジョイントで不安定になるのは“あるある”です。
→ HDMI長距離の正解(光HDMI/HDBaseT/SDI)


【コピペOK】制作会社に送る依頼テンプレ(これでズレが減る)

制作ご担当者様

LEDの前提が確定しましたので、制作データの条件を共有します。

【LED実解像度】W____ px × H____ px
【アスペクト比】____ : ____
【安全域】上下左右それぞれ____ px(端の見切れ対策)
【推奨納品】①本番データ(上記実解像度)②予備(フルHD/4K等)もあると助かります
【文字/線】細線・細フォントは潰れやすいので太字・高コントラスト推奨
【事前テスト】可能なら納品前にテストパターン(グリッド/白黒バー/細線文字)で確認したいです

不明点があれば、LED側(ETTO)と直接やり取り可能です。

ETTOが入ると何が変わる?(このパートはLPにそのまま転用OK)

私たちは「LED設営」だけじゃなく、“制作との翻訳”までやります

  • ピッチ・サイズから実解像度(W×H)を算出
  • 制作会社と同じ言語(解像度/比率/安全域/送出)で会話
  • 事前テストで“当日調整”を消す
  • 撮影・配信も想定してチラつきまで含めて設計

「機材はある、設営だけ頼みたい」もOK

持ち込みLED/持ち込みモニターの施工だけ、オペだけ、撤去だけ…も対応できます。
→ 持ち込みLED・持ち込みモニターでも展示会施工できます


よくある質問(FAQ)

Q. 途中からでも制作会社と直接やり取りしてもらえますか?

A. 可能です。むしろ「制作が進んでるのにLED前提が曖昧」が一番危険なので、早めに実解像度だけでも確定させるのが効果的です。

Q. 常設LEDの見積がバラバラで、正解が分かりません

A. “本体価格”より、工事・電源・保守の抜けで総額が動きます。比較の見方はこちら。
→ 常設LEDの費用相場と内訳(工事・電源・保守まで)

Q. 店舗サイネージで失敗したくない(価格だけで選ぶのが怖い)

A. よくある落とし穴と回避策をまとめています。
→ 店舗サイネージ導入で後悔する7つの落とし穴
→ 店舗にLEDサイネージを導入するメリット(ROI)


困ったら(無料相談)

「制作と噛み合ってないかも…」と思ったら

①LEDサイズ(W×H) ②ピッチ ③用途(文字中心/映像中心) ④撮影/配信の有無
ここだけ分かれば、まず“揉めない前提”を整理できます。


無料相談・見積はこちら(お問い合わせ)


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