LEDディスプレイやLEDビジョンを導入するとき、「LEDプロセッサー」という機材名を目にすることがあります。
LEDパネルとPCを用意すれば映像が出るように思えますが、実際のLEDシステムでは、PCやスイッチャーから受け取った映像をLED画面に合わせて処理し、各LEDパネルへ正しく届けるための制御機器が必要です。
LEDプロセッサーは、映像入力とLEDディスプレイの間に入り、解像度・表示範囲・マッピング・スケーリングなどを管理する、LEDシステムの中核となる機器です。
ただし、現場では「LEDプロセッサー」「LEDコントローラー」「センダー」「送信機」などの言葉が似た意味で使われることがあり、機種によって映像処理とLED制御が一体化しているもの、機能が分かれているものがあります。
この記事では、展示会・イベント・常設設備でLEDディスプレイを扱うETTO株式会社が、LEDプロセッサーの役割、基本的な接続、送信カード・受信カードとの違い、NovaStarなどの機種を選ぶ際の確認ポイント、現場で映像が出ないときの考え方まで分かりやすく解説します。
ETTOで取り扱っているLEDパネルやNovaStar・Bromptonなどの制御機器については、LEDディスプレイ・LEDプロセッサーのレンタルもご覧ください。
LEDプロセッサーとは?何をする機材なのか
LEDプロセッサーは、PC、メディアプレイヤー、映像スイッチャーなどから入力された映像信号を、LEDディスプレイで表示できる状態に整えるための機器です。
一般的なシステムでは、次のような流れで映像が送られます。
PC・再生機・映像スイッチャー → LEDプロセッサー/コントローラー → LEDキャビネット → LEDモジュール
大型モニターであれば、PCからHDMIケーブルを接続するだけで表示できることがあります。
一方、LEDディスプレイは複数のキャビネットやパネルを組み合わせて1つの画面を作るため、「画面全体のどの部分を、どのLEDパネルへ表示するのか」を設定する必要があります。
その役割を担うのがLEDプロセッサーやLEDコントローラーです。
LEDプロセッサーの主な5つの役割
LEDプロセッサーが担当する機能は機種によって異なりますが、展示会やイベントで特に重要なのは次の5つです。
1. PCやスイッチャーから映像信号を受け取る
LEDプロセッサーには、HDMI、DisplayPort、SDI、DVIなどの映像入力端子を備えた機種があります。
例えば展示会では、
- ノートPCからPowerPointを表示する
- 再生PCから企業紹介動画を流す
- 映像スイッチャーで複数PCを切り替える
- カメラ映像をLEDへ表示する
といった映像をLEDプロセッサーへ入力します。
使用するPCやスイッチャーの出力端子と、LEDプロセッサーの入力端子が合っているかを事前に確認することが重要です。
2. 入力映像をLED画面のサイズへ合わせる
LEDディスプレイは、必ずしも1920×1080や3840×2160といった一般的な16:9の解像度になるとは限りません。
例えば、展示会ブースに横長のLEDを設置すると、画面全体が一般的なテレビとは大きく異なるアスペクト比になることがあります。
LEDプロセッサーでは、入力映像をLED画面に合わせて拡大・縮小したり、表示位置を調整したりします。
ここで重要なのが、「LEDの物理サイズ」と「LEDの実解像度」は別物という点です。
横幅4mのLEDであっても、使用するピクセルピッチやパネル構成によって実際のピクセル数は変わります。
3. LEDパネルの配置をマッピングする
LEDディスプレイでは、複数のキャビネットを上下左右に組み合わせて大きな画面を作ります。
そのため、プロセッサー側では、
- LEDが横に何枚あるか
- 縦に何枚あるか
- 各キャビネットが何ピクセルか
- どの出力ポートからどの順番で接続されているか
- 画面のどこから信号を開始するか
などを設定します。
これを一般に「マッピング」や「スクリーン設定」などと呼びます。
マッピングが間違っていると、映像が途中で入れ替わる、上下左右がずれる、一部だけ表示されないといった状態になります。
4. LEDパネルへ映像データを送信する
LEDプロセッサーや送信コントローラーからは、Ethernet系の信号や光信号などを使ってLED側へ映像データを送ります。
LEDキャビネット内には受信カードがあり、送られてきたデータを受け取って各LEDモジュールを制御します。
つまり、単純化すると、
映像入力 → プロセッサー/送信側 → 受信カード → LEDモジュール
という関係になります。
5. 映像表示を安定させる
機種によっては、入力切替、スケーリング、EDID管理、映像レイヤー、バックアップ、Genlock、色調整などの機能を持っています。
展示会では「とにかく映ればよい」だけではなく、本番中に映像が途切れないことが重要です。
そのため、大型LEDや重要なイベントでは、必要に応じて入力信号やLED出力の冗長化まで検討します。
「LEDプロセッサー」「コントローラー」「センダー」は何が違う?
LED業界では、似た役割の機器が複数の名称で呼ばれるため、初めてLEDを扱う方には分かりにくい部分です。
| 呼び方 | 主な役割 | 補足 |
|---|---|---|
| LEDプロセッサー | 映像入力、スケーリング、画面処理、LED出力 | 映像処理とLED制御を一体化した機種も多い |
| LEDコントローラー | LED画面への信号送信・画面制御 | メーカーによって呼称や機能範囲が異なる |
| センダー/送信機 | LED受信カードへデータを送る | 映像処理機能をほとんど持たない機種もある |
| ビデオプロセッサー | 入力映像の拡大縮小・切替・合成など | LED送信機能が別機器の場合もある |
実際には製品ごとに機能が異なるため、名称だけで判断するのではなく、「映像処理機能があるか」「LEDへの送信機能があるか」「必要な画素数を処理できるか」を確認します。
送信カードと受信カードの違い
LEDプロセッサーを理解するうえで知っておきたいのが「送信側」と「受信側」の関係です。
送信側は映像データをLEDへ送る
LEDプロセッサーやLEDコントローラーは、入力された映像を処理し、LEDキャビネットへデータを送ります。
機器によっては送信機能が本体へ内蔵されています。
受信カードはLEDキャビネット側にある
LEDキャビネット内部には、一般的に受信カードが搭載されています。
受信カードは送信側から届いたデータを受け取り、そのキャビネット内のLEDモジュールへ表示情報を渡します。
LEDを持ち込みで使用する場合、プロセッサーのメーカーだけでなく、LEDキャビネットにどの受信カードが搭載されているかも重要です。
ETTOでは持ち込みLEDの施工を行う場合、プロセッサー型番、受信カード、キャビネット仕様、設定ファイルなどを可能な範囲で事前に確認しています。
LEDプロセッサーはどう接続する?基本構成を解説
展示会でよくある基本的な接続は次のようになります。
再生PC → HDMI → LEDプロセッサー → LAN/光伝送 → LEDキャビネット
映像を切り替える場合は、途中に映像スイッチャーを入れます。
PC A・PC B・再生機 → 映像スイッチャー → LEDプロセッサー → LED
この構成にすることで、本番中にPowerPoint、動画、待機画面などを切り替えることができます。
プロセッサーとLEDが離れている場合
大型イベントやステージでは、LEDプロセッサーとLED画面の距離が長くなることがあります。
その場合は、対応する光コンバーターや光ファイバーなどを使用して長距離伝送する構成を検討します。
ETTOのLED機材ラインナップにも、LED用のFiber Converterや光ケーブルを掲載しています。
PCからプロセッサーまでの映像信号にも注意する
LED側の配線が正しくても、PCからLEDプロセッサーまでのHDMIやDisplayPortで信号が安定していなければ映像は表示できません。
PC出力、変換アダプター、HDMIケーブル、スイッチャーなどを含む映像系統については、展示会ブースの映像出力・接続方法でも解説しています。
LEDプロセッサーを選ぶときに確認する7つのポイント
LEDプロセッサーは「NovaStarなら何でも使える」というわけではありません。
LED画面の規模や用途に合わせて選定します。
1. LED全体の総ピクセル数
最初に確認するのがLED画面全体の実解像度です。
例えばLEDキャビネット1枚が256×256ピクセルで、横8枚・縦4枚なら、画面全体は2048×1024ピクセルになります。
プロセッサーには処理できる総ピクセル数や出力能力に上限があるため、LED全体をカバーできる機種を選ぶ必要があります。
2. 最大幅・最大高さ
総ピクセル数だけを満たしていても、極端に横長・縦長のLEDでは注意が必要です。
プロセッサーには最大出力幅や最大出力高さの制限がある機種があります。
展示会で超横長LEDを作る場合は、総画素数と同時に画面の横幅ピクセル数も確認します。
3. 出力ポート数と1ポートあたりの負荷
LEDプロセッサーからは複数の出力ポートを使い、LEDキャビネットへデータを送ります。
1本のポートへ過剰なピクセル数を割り当てることはできないため、画面全体をどのポートへ分けるかも設計します。
このポート配分は、表示の安定性だけでなく、配線の分かりやすさやバックアップ構成にも関係します。
4. 映像入力端子
使用する映像機材に合わせて、必要な入力を確認します。
- HDMI
- DisplayPort
- SDI
- DVI
などが代表的です。
例えば映像スイッチャーから4K HDMIを入力したい場合は、その信号形式に対応したプロセッサーが必要です。
5. 必要な解像度・フレームレート・色深度
展示会の企業紹介動画であれば一般的な映像仕様で十分なケースもありますが、放送、ライブイベント、撮影用途などではフレームレートや色深度、同期信号まで重要になります。
用途に対して必要以上に高価な機種を選ぶ必要はありませんが、必要な映像仕様を満たさない機種では安定運用できません。
6. バックアップが必要か
重要なイベントでは、信号経路の一部に障害が起きても表示を継続できるよう、冗長構成を検討することがあります。
LED画面の重要度、本番時間、予算などから、プロセッサーや出力のバックアップが必要か判断します。
7. 使用するLEDパネル・受信カードとの組み合わせ
LEDプロセッサーだけを単独で選ぶのではなく、LEDキャビネットや受信カードとの組み合わせを確認します。
特に持ち込みLEDでは、メーカー、受信カード、設定ファイル、過去の運用構成が分かると選定がスムーズです。
NovaStarのLEDプロセッサー・コントローラーとは
展示会やイベントのLEDシステムでよく使用されるメーカーのひとつがNovaStarです。
NovaStarには、小〜中規模LED向けの機種から、大規模・高解像度・ライブイベント向けの機種まで複数のシリーズがあります。
ETTOでも、MX40 PRO、MCTRL4K、MCTRL660 Pro、MCTRL660などのNovaStar製制御機器を取り扱っています。
MX40 Pro
MX40 Proは、映像入力・映像処理・LED制御を一体的に扱えるCOEXシリーズのコントローラーです。
比較的大きなLED画面や、高度な映像制御が必要な現場で使用されます。
VXシリーズ
VXシリーズには、映像処理とLED制御を1台へまとめたオールインワンタイプがあります。
展示会やイベントでは、入力映像をスケーリングしながらLEDへ送出したい場合などに使いやすい構成です。
MCTRLシリーズ
MCTRLシリーズはLEDへの送信・制御を担うコントローラーとして広く使用されてきたシリーズです。
機種によって入力仕様や出力能力が異なるため、LEDサイズと接続構成に合わせて選択します。
重要なのは「新しい機種だから良い」「高価だから良い」ということではなく、使用するLEDの解像度、入力信号、受信カード、現場規模に合っているかです。
BromptonなどNovaStar以外のLEDプロセッサーもある
LED制御システムはNovaStarだけではありません。
展示会、ライブイベント、放送、撮影などでは、Brompton TechnologyのTesseraシリーズなどが使われることもあります。
ETTOでもTessera SX40、S8、S4などを取り扱っています。
メーカーが異なると、対応する受信カード、設定方法、ソフトウェア、機能体系も異なります。
そのため、持ち込みLEDや他社手配LEDを使用する場合は、単に「LEDパネルはあります」と伝えるのではなく、制御システムのメーカーと型番まで確認することが重要です。
LEDの実解像度とは?プロセッサー選びで最も重要な情報
LEDプロセッサーを選ぶうえで非常に重要なのが、LED画面の実解像度です。
LEDディスプレイの解像度は、画面のメートル寸法だけでは決まりません。
基本的には、
- LEDパネル1枚のピクセル数
- 横方向のパネル枚数
- 縦方向のパネル枚数
から画面全体のピクセル数を求めます。
例えば、1枚256×256ピクセルのキャビネットを横6枚、縦3枚使用する場合、全体解像度は1536×768ピクセルです。
この解像度をもとに、LEDプロセッサーの出力能力や映像コンテンツのサイズを検討します。
LEDの「マッピング」とは?
マッピングとは、実際に組み上げたLEDキャビネットと、プロセッサーから送る映像データの位置関係を設定する作業です。
例えば横4枚・縦3枚のLEDを組んだ場合、各キャビネットへ正しい順番で映像が届くように設定します。
マッピングが間違っていると、
- 左上に出るはずの映像が右下に出る
- 画面の途中から映像が折り返す
- 一部のキャビネットだけ黒い
- 上下左右が入れ替わる
- 画像の一部が重複する
といった症状が出ます。
現場では、物理的なLAN配線順とプロセッサー上のマッピングを一致させて設定します。
RCFG・RCFGXとは?持ち込みLEDで重要な設定ファイル
NovaStar系のLEDを扱う場合、RCFGやRCFGXといった設定ファイルが使われることがあります。
これは、LEDキャビネットや受信カードを正しく動作させるための各種設定情報を含むファイルです。
LEDパネルは外見が同じでも、内部のLEDモジュール、ドライバIC、受信カードなどの構成が異なる場合があります。
適切な設定が入っていないと、
- 画面が正常に表示されない
- 色がおかしい
- 表示位置が崩れる
- 一部だけ点灯する
- 意図しない明るさになる
といった問題につながる可能性があります。
そのため、他社所有LEDや海外から持ち込まれたLEDを施工する場合は、過去に正常表示した設定データがあるか確認しておくと安心です。
EDIDとは?PCからLEDへ映像が出ない原因になることもある
LEDプロセッサーへPCを接続すると、PC側は接続先の映像機器から対応解像度などの情報を受け取ります。
このやり取りに関係するのがEDIDです。
展示会現場では、
- PCを交換したら映らなくなった
- スイッチャーを挟んだら解像度が変わった
- 再接続したら画面サイズが変わった
- 4Kで出したいのにフルHDになる
といったことがあります。
このような場合は、PC、スイッチャー、変換器、LEDプロセッサー間のEDIDや出力解像度を確認します。
本番で映像を安定させるため、使用する出力解像度を事前に決め、可能な限り同じ構成でテストしておくことが重要です。
LEDプロセッサーの設定で現場が止まりやすいポイント
入力ソースが違う
HDMIへケーブルを接続していても、プロセッサー側がSDIやDisplayPort入力を選択していれば映像は表示されません。
まず、使用している入力端子と入力選択が一致しているか確認します。
入力信号が来ていない
LEDプロセッサーだけを疑う前に、PCから正常な映像信号が出ているか確認します。
可能であればPCを一般的なモニターへ直結し、映像が出るかを確認すると原因を切り分けやすくなります。
出力解像度が合っていない
PCやスイッチャーの出力解像度が、LEDプロセッサー側で想定している信号と合っているか確認します。
マッピングが違う
一部のLEDだけ映らない、画面が崩れている場合は、物理配線とマッピングの両方を確認します。
受信カードの設定が違う
LEDキャビネット側の設定が正しくない場合、プロセッサーから信号が出ていても正常表示されません。
LANケーブルや光伝送に問題がある
LEDプロセッサーからLEDまでの信号ケーブルが抜けている、接触不良、配線先が違うといった物理的な原因もあります。
「映らない=プロセッサー故障」と決めつけず、入力側からLED側へ順番に切り分けることが重要です。
LEDが映らないときの基本的な切り分け手順
- PC・再生機から映像が出ているか確認する
- HDMI・SDIなど入力ケーブルを確認する
- LEDプロセッサーが入力信号を認識しているか確認する
- 入力ソースと解像度を確認する
- プロセッサーのLED出力を確認する
- LAN・光ケーブルなどLEDまでの信号経路を確認する
- LEDキャビネットの受信状態を確認する
- マッピング・受信カード設定を確認する
展示会では設営時間が限られているため、すべてを同時に触るのではなく、映像信号の上流から下流へ順番に確認すると原因を特定しやすくなります。
映像が出ても「正しく表示されている」とは限らない
LEDプロセッサーの設定では、映像が表示された段階で終わりではありません。
本番前には、
- LED全体に映像が表示されているか
- 映像の縦横比が正しいか
- 文字やロゴが切れていないか
- 画面位置がずれていないか
- 色や輝度に大きな差がないか
- 動画再生時に映像が乱れないか
- PCやスイッチャーを切り替えても復帰するか
などを確認します。
特に企業ロゴ、商品名、QRコード、細かな文字を表示する場合は、実機で見え方を確認することをおすすめします。
LED映像素材はプロセッサー設定とセットで考える
プロセッサーでスケーリングできるからといって、どんなサイズの動画でも同じようにきれいに表示できるわけではありません。
横長LEDに16:9動画をそのまま表示すると、
- 左右に余白が出る
- 上下が切れる
- 映像が引き伸ばされる
- 重要な文字が見切れる
場合があります。
理想は、LED画面の実解像度やアスペクト比を映像制作側へ共有し、その表示面に合わせてコンテンツを制作することです。
展示会でLEDプロセッサーを手配するときに伝える情報
LEDプロセッサーの機種選定や見積もりを依頼するときは、次の情報があるとスムーズです。
| 項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| LEDメーカー・型番 | 使用するLEDパネル、キャビネット名 |
| ピクセルピッチ | 1.5mm、2.6mm、3.9mmなど |
| キャビネット解像度 | 1枚あたりの縦×横ピクセル |
| LED枚数・配置 | 横何枚×縦何枚か |
| 総解像度 | LED全体の縦×横ピクセル |
| 受信カード | メーカー・型番 |
| 設定データ | RCFG・RCFGXなどの有無 |
| 映像入力 | HDMI・DP・SDIなど |
| 入力解像度 | 1080p・4Kなど |
| 配線距離 | プロセッサーからLEDまでの距離 |
| 用途 | 動画再生、PC資料、カメラ、ライブ映像など |
| バックアップ | 冗長構成が必要か |
すべて分からなくても、LEDパネルやプロセッサーの型番ラベル写真、過去の配線図、設定画面の写真などがあれば判断材料になります。
持ち込みLEDではプロセッサー情報を事前に確認する
海外出展者がLEDを持ち込む案件や、クライアント支給のLEDを施工する案件では、LEDパネルだけ先に現場へ届くことがあります。
しかし、プロセッサーや受信カードの仕様が分からないままでは、当日の表示調整に時間がかかる可能性があります。
事前に、
- LEDパネルの写真
- 型番ラベル
- プロセッサーのメーカー・型番
- 受信カード
- RCFG・RCFGXなどの設定データ
- 過去に正常表示した構成
- 使用するPCの出力仕様
を確認しておくと安心です。
ETTOでは、機材一式のレンタルだけでなく、持ち込みLEDを使用した展示会施工についてもご相談いただけます。
LEDプロセッサーは単品価格だけで選ばない
LEDプロセッサーの費用を比較するときは、機材単品のレンタル価格だけではなく、その現場で必要な機能を満たしているかを確認します。
例えば、
- LED全体の画素数を処理できるか
- 必要な入力端子があるか
- 4K入力が必要か
- 光伝送が必要か
- バックアップが必要か
- 複数レイヤーを使うか
- 同期が必要か
によって適切な機材が変わります。
また、プロセッサー単体だけでなく、LEDパネル、光コンバーター、配線、映像スイッチャー、PC、設営・設定スタッフまで含めた構成で考えることが重要です。
常設LEDではプロセッサーの保守性も考える
展示会では数日間の運用が中心ですが、店舗、ショールーム、企業エントランスなどへLEDを常設する場合は、長期運用を考える必要があります。
導入時には、
- プロセッサーへアクセスできるか
- 電源を再起動できるか
- 設定データを保存しているか
- 交換機を用意できるか
- 入力機器を変更したときに再設定できるか
- トラブル時の連絡先を決めているか
なども確認します。
常設LEDのトラブル切り分けや保守については、常設LEDディスプレイの保守・メンテナンスも参考にしてください。
LEDプロセッサーについてよくある質問
LEDディスプレイはプロセッサーなしでも映りますか?
LEDシステムには、入力された映像をLED側へ送る制御機器が必要です。構成によって機器名称や機能の分担は異なりますが、一般的なPCモニターのようにLEDパネルへHDMIを直接挿すだけで使用するものではありません。
NovaStarならどのプロセッサーでも使えますか?
いいえ。LED全体の解像度、受信カード、必要な入力端子、出力ポート、映像仕様などによって適切な機種が異なります。
LEDプロセッサーへPCをHDMI接続できますか?
HDMI入力を持つ機種であれば可能です。ただしPCの出力解像度やフレームレート、HDMIバージョン、途中に入るスイッチャーや変換器なども確認します。
LEDが一部だけ映らない場合はプロセッサーが原因ですか?
プロセッサー設定だけでなく、マッピング、LAN配線、受信カード、キャビネット、電源など複数の原因が考えられます。入力側から順番に切り分けることが重要です。
LEDのサイズが決まればプロセッサーを選べますか?
メートル単位の画面サイズだけでは不十分です。ピクセルピッチ、キャビネット解像度、枚数からLED全体の実解像度を確認する必要があります。
持ち込みLEDでも設定できますか?
機材構成によります。プロセッサー型番、受信カード、キャビネット仕様、設定ファイルなどの情報があると対応可否を判断しやすくなります。
LEDプロセッサーだけレンタルできますか?
案件条件や機材在庫によって対応できる場合があります。ただし、使用するLEDとの互換性や必要な出力能力を確認する必要があるため、LEDパネルの仕様もあわせてお知らせください。
ETTOではLEDプロセッサーを含むLEDシステム一式に対応しています
ETTO株式会社では、展示会・イベント向けのLEDディスプレイ、LEDプロセッサー、光伝送、映像スイッチャー、PC送出、設営・撤去、表示調整などをご相談いただけます。
LED機材については、NovaStar、Bromptonなどの制御機器を含め、案件条件に合わせて構成を検討します。
また、
- LEDパネルはあるがプロセッサーが分からない
- 他社から借りたLEDを現場で組んでほしい
- 海外クライアント支給のLEDを日本の展示会で使用したい
- LED画面の解像度に合わせて映像を出したい
- プロセッサー設定やマッピングまで依頼したい
- 本番中の映像トラブルに備えたい
といったご相談にも、内容を確認したうえで対応します。
制作会社・施工会社・広告代理店の方は、映像機材レンタル・現場支援サービスもご覧ください。
まとめ|LEDプロセッサーはLED画面を正しく映すための中核機器
LEDプロセッサーは、PCや映像スイッチャーから受け取った映像を、LEDディスプレイの実解像度やパネル構成に合わせて処理し、LED側へ正しく届けるための重要な機器です。
LEDシステムを組む際は、プロセッサーのメーカー名だけでなく、
- LED全体の実解像度
- 最大幅・高さ
- 出力ポート数
- 入力端子
- 受信カード
- マッピング
- 設定ファイル
- 映像入力解像度
- 配線距離
- 冗長化の必要性
まで確認することが重要です。
LEDパネル、プロセッサー、受信カード、映像入力は別々に考えるのではなく、1つのLED表示システムとして設計することで、展示会やイベント本番でのトラブルを減らせます。
使用するLEDの型番や画面サイズが分かっている場合は、図面や機材リストを共有いただければ構成を整理できます。
LEDディスプレイ・LEDプロセッサーについてETTOへ相談する
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