LEDの“リフレッシュレート”はどこまで必要?(3840Hz/7680Hzの目安と、撮影で縞が出る理由)
結論:迷ったらこの目安でOK
展示会・イベント(撮影そこそこ)→ 3840Hz以上
配信・収録・放送(カメラ本気)→ 7680Hz以上 or プロセッサで同期
撮影しない/静止画中心 → 1920Hzでも成立する場合あり
展示会・イベント(撮影そこそこ)→ 3840Hz以上
配信・収録・放送(カメラ本気)→ 7680Hz以上 or プロセッサで同期
撮影しない/静止画中心 → 1920Hzでも成立する場合あり
※「Hzの数字が高い=絶対正義」ではなく、PWM/スキャン/階調/プロセッサ設定までセットで決まります。
よくある事故
「肉眼ではキレイ」なのに、スマホやカメラで撮ると縞(バンディング)・ちらつき(フリッカー)・モアレが出る。
これ、だいたい「LEDの点灯タイミング」と「カメラの読み出し」のズレが原因です。
「肉眼ではキレイ」なのに、スマホやカメラで撮ると縞(バンディング)・ちらつき(フリッカー)・モアレが出る。
これ、だいたい「LEDの点灯タイミング」と「カメラの読み出し」のズレが原因です。
そもそも「リフレッシュレート」って何?(60Hzとは別物)
混同しやすいのがここ。映像信号のフレームレート(例:60fps/60Hz)と、
LEDパネル内部の点灯(書き換え)周波数は別です。
LEDは明るさ(階調)を作るために、1フレームの中でLEDを高速に点滅させます(PWM等)。
この「点滅の細かさ」と「撮影機材との同期ズレ」が、フリッカー/縞の原因になります。
3840Hzがよく出てくる理由(現場で使う“ざっくり説明”)
60fps入力の映像をパネル内部で細かく分割して点灯させると、60×64=3840のような数字になります。
現場では「まず3840Hz以上」をひとつの基準にすることが多いです。
縞(バンディング)が出るメカニズム:カメラのシャッターと“同期ズレ”
特にローリングシャッターのカメラは、画面を上から下へ順番に読み出していきます。
その読み出しのタイミングとLEDの点灯がズレると、縞(帯)として写りやすくなります。
現場で覚えておくと強いこと
- リフレッシュレートが高いほど、縞が出にくくなりやすい(ただし100%ではない)
- 対策は「Hzを上げる」だけじゃなく、プロセッサ側で同期させる方法もある
- 最後は現地で“実機撮影テスト”が一番早い
用途別:どこまで必要?(ETTOの現場目安)
| 用途 | ありがちな撮影 | おすすめ目安 | 補足(ここも重要) |
|---|---|---|---|
| 展示会ブース | スマホ撮影/来場者SNS | 3840Hz以上 | PWM/スキャンで差が出る。現地でスマホスローでテスト推奨。 |
| セミナー・企業イベント | 簡易配信/記録カメラ | 3840Hz〜7680Hz | 被写体が人(肌)だと低輝度で荒れやすい。階調(グレースケール)も要確認。 |
| 配信・収録・放送 | 業務カメラ/複数台 | 7680Hz以上 or 同期機能あり | Hzだけで決めず、プロセッサ設定まで含めて“撮影前提”で詰めるのが安全。 |
| 撮影しない常設サイネージ | 基本撮らない | 1920Hzでも成立する場合あり | ただし来店客が撮る/監視カメラに映るなら、最初から3840Hz寄せが安心。 |
“数字だけ”で選ぶと事故る理由:RefreshとPWMは別(+スキャン/階調のトレードオフ)
カタログ比較での落とし穴は「Hzの数字だけで判断すること」。
実際はPWM(調光の点滅)・スキャン方式・階調(グレースケール)・プロセッサ設定まで絡みます。
よくあるパターン
「7680Hzだから絶対OK」→ 低輝度で階調が潰れる/黒が荒れる/設定が合ってなくて縞が残る、みたいな別事故が起きることも。
だからこそ、用途と撮影条件から逆算するのが一番堅いです。
「7680Hzだから絶対OK」→ 低輝度で階調が潰れる/黒が荒れる/設定が合ってなくて縞が残る、みたいな別事故が起きることも。
だからこそ、用途と撮影条件から逆算するのが一番堅いです。
撮影がある現場で効く“確実度の高い”対策
① プロセッサ側で“撮影向け”に寄せる
カメラ案件は、LEDだけでなくプロセッサ設定(同期・出力周り)まで含めて調整するのが基本です。
「映像信号は合ってるのに縞が残る」時は、ここが原因のことが多いです。
② シャッタースピード/フレームレートを合わせる(まずはここ)
まずは「カメラ側のシャッターとfps」を合わせて、縞の出方が変わるかを見る。
ここで改善する現場は多いです。
③ 事前テスト:スマホで“10秒で”見抜く方法
現場でこれだけやればOK(超簡単)
- スマホのカメラでLEDを撮る(写真→動画)
- 可能ならスローモーション(120/240fps)で撮る
- 縞が出たら「プロセッサ設定 or シャッター/fps」を調整して収束点を探す
※“来場者のスマホで縞が出ない”を目標にするなら、ここまでが現実的な落とし所。
まとめ:結局「どこまで必要?」の答え
- 展示会・イベント用途なら、基本は3840Hz以上で組むのが無難(撮影される前提)
- 配信・収録・放送なら、7680Hz以上+同期/設定まで含めて考える(Hzだけで決めない)
- 数字より大事なのは「現物×実機カメラ」で事前確認(ここが一番コスパ良い)