【保存版】会議室ディスプレイは何インチが最適?台数はいくつ?人数と距離から決めるプロの考え方
オフィス移転やレイアウト変更のタイミングで、ほぼ必ず聞かれるのがこの質問です。
「会議室のディスプレイ、何インチにすればいいですか?」
「1台でいいのか、前後に2面あった方がいいのか分からない…」
結論からいうと、会議室ディスプレイのサイズ・台数は、
- ① 画面までの距離(視認距離)
- ② 部屋の定員(何人で使うのか)
- ③ 主な用途(資料・動画・オンライン会議など)
の3つで、かなりシンプルに決めることができます。
この記事では、
- 人数・距離から考えるインチ数の目安
- 小〜大規模会議室ごとのおすすめ構成
- 「1台で足りる/2台あった方がいい」の判断基準
- 受付や複数会議室をまとめて運用したいときの、BrightSignプレーヤーを使った再生・スケジュール管理の考え方
を、現場での導入・トラブル対応の経験をベースに整理していきます。
家庭用テレビとの違いが気になる方は、先にこちらの記事を読んでおくと全体像がつかみやすいです。
また、Panasonicの4K業務用ディスプレイ「FQ1シリーズ」は、会議室〜受付サイネージまで広く使いやすいシリーズなので、本記事のサイズ検討とも相性が良いです。
目次
- まずはここから:会議室ディスプレイ選定の3つの軸
- 視認距離から考えるインチ数のざっくり早見表
- 会議室タイプ別のおすすめサイズ&台数例
- 「1台で足りる?2台必要?」判断のチェックポイント
- オンライン会議・ハイブリッド配信を前提にする場合の考え方
- 複数ディスプレイの再生・スケジュール管理はBrightSignでまとめる
- まとめ:サイズ選びで迷ったら「距離+用途+将来の使い方」から逆算を
1. まずはここから:会議室ディスプレイ選定の3つの軸
ディスプレイのインチや台数を考えるときは、細かいスペックをいきなり見に行くより、先に次の3つを整理しておくとブレません。
1-1. ① 画面までの距離(視認距離)
「一番後ろの人から、資料の細かい文字がちゃんと読めるか?」が基準になります。
- エクセルの表・ガントチャート
- グラフの凡例や数値
- Teams / Zoom で画面共有したときの小さな文字
こういったものがつぶれずに読めるかどうかは、「画面サイズ × 距離 × 解像度」の掛け算で決まります。
1-2. ② 部屋の定員(何人で使うのか)
人数が増えるほど、
- 一番後ろの席が遠くなる
- 横方向にも視野が広がる(端の席の人が増える)
ので、同じ距離でも「視野角」の点で大きめのサイズが必要になります。
1-3. ③ 主な用途(資料/動画/オンライン会議など)
用途によっても、必要なサイズ感は少し変わります。
- 資料中心:文字情報が多い → 少し大きめが安心
- 動画・イメージ中心:多少小さめでも“雰囲気”は伝わる
- オンライン会議:相手の顔+資料+チャット欄…など表示要素が多い
「オンライン会議を頻繁にやる」「画面共有前提」という場合は、同じ人数・距離でもワンランク大きめをおすすめすることが多いです。
2. 視認距離から考えるインチ数のざっくり早見表
細かく計算しはじめるとキリがないので、まずは現場目線の「ざっくり目安」から。
フルHD/4Kの会議室ディスプレイを前提にした場合、
| インチ | ざっくり想定距離 | イメージ |
|---|---|---|
| 43インチ | 1.5〜2.5m | ハドルスペース・2〜3名打ち合わせ |
| 50〜55インチ | 2.0〜3.5m | 〜6名程度の小会議室 |
| 65インチ | 2.5〜4.0m | 6〜10名程度の中会議室 |
| 75インチ | 3.0〜5.0m | 10〜16名程度の中〜大会議室 |
| 86インチ | 3.5〜6.0m | 20名クラスの大会議室・セミナールーム |
あくまで目安ですが、
「画面までの距離(m) × 10 〜 15 ≒ だいたいのインチ数」
くらいでざっくり当たりを付けてから、用途や予算で微調整していくイメージです。
展示会向けにはなりますが、視認距離とサイズ感の考え方は下記の記事とも共通しています。
3. 会議室タイプ別のおすすめサイズ&台数例
ここからは、よくある会議室パターンごとに、おすすめサイズ・台数を具体的に見ていきます。
3-1. ハドルルーム(1〜4名程度)
- 広さの目安:4〜6㎡程度
- テーブル〜ディスプレイまでの距離:1.5〜2.5m
- 用途:1on1、少人数MTG、リモート1対1、採用面談など
おすすめ:
- 43〜50インチ × 1台
オンライン会議メインなら50インチ寄り、
簡単な画面共有メインなら43インチでも十分です。
3-2. 小会議室(4〜6名程度)
- 広さの目安:8〜12㎡
- 距離:2〜3m
- 用途:社内MTG、資料共有、オンライン会議
おすすめ:
- 50〜55インチ × 1台(資料中心なら55インチ推奨)
Teams / Zoom での画面共有が多いなら、
「55インチ一択」くらいのつもりで見ておくと、後悔が少ない印象です。
3-3. 中会議室(6〜10名程度)
- 広さの目安:12〜20㎡
- 距離:2.5〜4m
- 用途:社内会議、来客対応、オンライン会議、簡易セミナーなど
おすすめ:
- 65インチ × 1台
(横長で奥行きのある部屋なら、75インチも検討)
10名クラスになると、一番後ろの人からの距離が伸びます。
「少し大きすぎるかな?」くらいのサイズを選んでおく方が、実際の運用ではちょうどよく感じることが多いです。
3-4. 大会議室・セミナールーム(10〜20名以上)
- 広さの目安:20〜40㎡以上
- 距離:3〜6m以上
- 用途:全社ミーティング、セミナー、社内研修、社外向けイベント
おすすめパターン:
- 75〜86インチ × 1台(前方正面)
- +必要に応じて、前方サイド or 後方に追加1〜2台
20名クラスになってくると、
- 横に長いレイアウト
- 机が長く、前の人の頭で隠れる
- 後ろの列が遠い
といった理由で、1台ではカバーしきれないケースも出てきます。
その場合は、
- 前方に大型1台(75〜86インチ)
- サイド or 後方に中型ディスプレイ(55〜65インチ)を追加
といった「前+サブ」の構成を検討すると、全員が見やすくなります。
4. 「1台で足りる?2台必要?」判断のチェックポイント
「とりあえず1台で…」と考えがちですが、以下のチェックに当てはまる項目が多いほど2台構成を検討する価値が高いです。
4-1. 2台構成を検討した方がいいケース
- 20名近く入ることがある
- 横長のレイアウトで、端の席の人が正面からかなりズレる
- 前列の人が多く、後ろからだと“人越し”になりやすい
- セミナー用途で、立ち見が出ることもある
- 部屋の後ろにも立って聞く人がいる
この場合、
- 前方正面:メインディスプレイ
- サイド or 後方:サブディスプレイ
という構成にすることで、「どこに座ってもストレスなく見える」状態に近づけられます。
4-2. 1台で十分なケース
- 10名程度までの会議室
- ディスプレイ正面に向かって机がシンプルに並ぶレイアウト
- 距離が4m以内に収まっている
この範囲であれば、65〜75インチが1台あれば足りるケースがほとんどです。
迷った場合は、「年間で何回ぐらい“満席+立ち見”になるか?」を基準にすると判断しやすくなります。
5. オンライン会議・ハイブリッド配信を前提にする場合の考え方
ここ数年で増えたのが、
- 「会議室に数名+オンラインで数名」
- 「会場+オンライン同時」のハイブリッド配信
といった使い方です。
5-1. 「顔+資料+チャット」を同時に出すと、意外と狭い
Teams / Zoom などを使うと、
- 相手の顔(ギャラリービュー)
- 共有資料
- チャットや参加者リスト
など、1画面の中に情報がたくさん並びます。
この状態で、10名以上の会議室から見たときに、
- 誰が話しているのか分からない
- 共有資料の文字がつぶれて見えない
といった不満が出やすくなるため、
- 中会議室 → 65インチ推奨
- 大会議室 → 75〜86インチ推奨
と、オンライン会議前提なら一段階大きめを選んでおくと安心です。
5-2. ディスプレイと一緒に考えたい機材
オンライン会議が多い会議室では、ディスプレイだけでなく、
- カメラ(画角・設置位置)
- マイク(どの位置の声まで拾えるか)
- スピーカー(後ろの人まで聞こえるか)
もセットで設計した方が、結果としてストレスが減ります。
映像機材全体の考え方やレンタルも含めて検討したい場合は、下記ガイドも参考になります。
6. 複数ディスプレイの再生・スケジュール管理はBrightSignでまとめる
ここからが少し“運用寄り”の話です。
会議室ディスプレイと同時に、
- 受付のウェルカムサイネージ
- フロア案内・社内掲示板
- 通路の案内表示
などを導入するケースも増えてきました。
このとき、各ディスプレイにバラバラにPCをつないだり、USBメモリを差し替えて回る運用にすると、途端に手間とミスが増えます。
そこで活躍するのが、BrightSign(ブライトサイン)のようなデジタルサイネージプレーヤーです。
6-1. BrightSignでできること(ざっくり)
BrightSignプレーヤーは、
- コンテンツ(画像・動画・HTMLなど)の再生
- プレイリストの作成・切り替え
- 時間帯・曜日ごとのスケジュール再生
- 複数台ディスプレイの一括管理
といった機能を持つ、専用の小型プレーヤーです。
BrightSign純正のソフトウェアやクラウドサービス(BSN.Cloud/bsn.Controlなど)を組み合わせることで、
- ブラウザ上からプレイリストとスケジュールを編集
- 複数拠点・複数ディスプレイに一括配信
- 電源ON/OFFや設定変更、状態監視などのリモート管理
といったことが可能になります。
6-2. 会議室まわりでのBrightSign活用イメージ
会議室ディスプレイそのものに常時プレーヤーをつなぐケースもあれば、
- 受付のウェルカムボード(来客企業名表示)
- フロアの予定掲示(会議室名+会議タイトル)
- 社内向けのお知らせ・人事ニュース・防災情報
などを表示するためにBrightSignを使うケースも多いです。
たとえば、
- 平日の9:00〜18:00は会社紹介・採用情報・IR情報
- 来客予定がある時間帯だけは、ウェルカムメッセージ表示
- 夜間・休日はディスプレイ自体の電源も自動でOFF
といった「時間帯・用途ごとの出し分け」を、BrightSign側のスケジューリングとディスプレイ制御で実現できます。
6-3. 「会議室ディスプレイ+受付サイネージ」を同時に設計するとラクになる
会議室のディスプレイ導入を検討しているタイミングで、
- 受付サイネージ
- 各フロアの掲示板
- エレベーターホールの案内表示
なども同時に見直しておくと、BrightSignによる一括管理のメリットを最大限活かしやすくなります。
ポイントは、
- ディスプレイのサイズ・台数だけでなく、「どこに何を映したいか」をセットで考える
- 「受付」「会議室」「バックオフィス」など、ゾーンごとにチャンネルを分ける
- 将来的な拡張(LED導入・他拠点展開)も見据えておく
ことです。
LEDディスプレイと組み合わせて、大型の受付ビジョンやロビーのメインサイネージをつくる構成も、BrightSignとの相性が良いパターンです。
会議室ディスプレイとBrightSignを組み合わせた構成を相談する
番外編:買うか迷うなら「まずレンタルで試す」のもアリ
ここまで見てきたように、会議室ディスプレイのサイズや台数は、部屋の広さや用途によって大きく変わります。
とはいえ、
- 本当にこのインチで足りるか不安
- 全社会議やキックオフだけ大きな画面を使ってみたい
- 年度内の一時的なプロジェクトなので、最初から購入するか迷っている
といった場合は、一度レンタルで試してみるという選択肢も有効です。
ETTOでは、会議室の常設ディスプレイだけでなく、
- 全社会議・社内イベント用の大型モニター・プロジェクター
- オンライン配信と組み合わせたハイブリッドイベントの映像機材一式
- 展示会・セミナー・採用イベントなど「スポット利用」の映像機材レンタル
といった形でのご相談も多くいただいています。
- 〖保存版〗映像機材レンタルの完全ガイド|用途別セット・料金目安・最短手配のコツ
- 展示会の映像機材セット早見表〖保存版〗|小間サイズ別の台数・構成・予算
- 展示会モニターレンタルのサイズ早見表|距離・台数・高さ・分配まで完全ガイド
「まずはイベントや一部の会議だけレンタルで試してみて、使い方や社内の反応を見てから、常設のディスプレイやLED導入を検討する」というステップもおすすめです。
7. まとめ:サイズ選びで迷ったら「距離+用途+将来の使い方」から逆算を
- 会議室ディスプレイは、「画面までの距離」「人数」「用途」の3つでざっくり決められる
- 目安としては「距離(m)×10〜15≒インチ数」で考えつつ、オンライン会議が多い場合はワンサイズ大きめがおすすめ
- 10名を超える大会議室・セミナールームでは、75〜86インチ+サブディスプレイという複数台構成も検討する価値が高い
- 受付やフロア掲示板も含めてディスプレイが増える場合、BrightSignなどのサイネージプレーヤーで再生・スケジュールを一元管理すると運用がラクになる
「何インチにすべきか分からない」「1台か2台か決め切れない」という場合は、
- 部屋の図面(ざっくりの広さ・レイアウト)
- 想定人数
- 主な用途(資料/動画/オンライン会議など)
- 検討しているディスプレイのサイズ候補
あたりを共有していただければ、サイズ・台数の目安と、必要であればBrightSignを含めた構成案もまとめてご提案できます。