「映像が止まる」原因TOP7:電源/HDCP/ケーブル/熱/信号切替

展示会当日、映像が「止まる/真っ黒になる/途切れる」──これ、現場だと致命傷です。

しかも原因は1つじゃなく、電源・HDCP・ケーブル・熱・信号切替などが複合して起きます。

この記事では、現場で本当に多い「止まる原因TOP7」を、復旧の順番事前に潰す方法まで含めて、初心者でも迷わないようにまとめます。

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結論:止まったときの「復旧の順番」はこれ

  1. 電源(ブレーカー/漏電遮断器/回路)を確認 → まず生きてるか
  2. 信号経路(どこで途切れてるか)を切り分け(PC直挿し・短ケーブル)
  3. HDCP/解像度で弾かれてないか確認(別コンテンツ・別出力に切替)
  4. 熱/負荷(機材温度・密閉・電源タップの過負荷)を疑う
  5. 切替機器(スイッチャー/分配/延長)を一旦外して最短経路に戻す
重要(安全)
電源・分電盤・回路の作業は、会場ルールと資格者の範囲で行ってください。無理な処置は事故になります。

まず3分:現場での「切り分け」ミニテスト

「どこが悪いか分からない」状態を最短で抜けるための3分テストです。

  • テストA:PC →(短いHDMI)→ モニターに直挿し(延長・分配・スイッチャーを全部外す)
  • テストB:別のコンテンツ(静止画/別動画)で再生(HDCP/コーデック切り分け)
  • テストC:別の入力(HDMI1/HDMI2)に変える(入力選択ミスの排除)

これで「PC側」「ケーブル側」「表示側」「間に挟んでる機器側」のどこに原因が寄ってるか、かなり見えます。

原因TOP7:展示会で「映像が止まる」典型パターン

原因①:電源が落ちた(ブレーカー/漏電遮断器が作動)

LED・大型モニター・配信機材は電力を食います。タップ1本に集約すると、過負荷で落ちます。

  • 症状:突然ブラックアウト/機材が再起動を繰り返す
  • よくある原因:回路容量不足/タップ過負荷/漏電遮断器(RCD/ELB)が作動
  • 最短対処:別回路へ分ける/不要機材を一時停止/電源タップを分散
絶縁トランス(アイソレーショントランス)を入れるべき場面
会場電源や接地(アース)条件によっては、漏電遮断器が作動しやすいケースがあります。
特に「複数機器・金属筐体・長距離配線・別回路混在」など条件が重なるとリスクが上がります。
会場ルールと電源条件を確認した上で、必要なら絶縁トランス等で安定化を検討します(無理な独自判断はNG)。

電源系を先に潰したい方はこちらもおすすめ:
展示会の映像機材レンタルを失敗しないチェックリスト

原因②:HDCPで“映像だけ”弾かれた

著作権保護(HDCP)の影響で、映像が真っ黒になったり、特定の分配器・変換器を挟むと止まることがあります。

  • 症状:音は出るのに映像だけ黒/再生アプリでだけ止まる
  • よくある原因:変換器/分配器がHDCP非対応/再生コンテンツ側の保護
  • 最短対処:別コンテンツでテスト/再生環境を変更(別PC・別アプリ)/機器構成を見直す

接続トラブルの定番(Type-Cまわり):
USB-CからHDMIに映らない?原因と解決法

原因③:ケーブル・変換アダプタの相性/長距離で信号が崩れる

展示会は配線が長くなりがち。さらに床養生・人の踏みつけ・曲げで不安定になります。

  • 症状:ときどきブラックアウト/映るがチラつく/触ると復活する
  • よくある原因:長距離HDMI/粗悪ケーブル/Type-C変換の相性/コネクタ緩み
  • 最短対処:短いケーブルで直結テスト/ケーブル交換/コネクタ固定(抜け止め)

原因④:解像度・リフレッシュ・色空間が合っていない(EDID起因)

LEDプロセッサーやスイッチャーを挟むと、PC側が解像度を勝手に変えたり、再接続で崩れて止まることがあります。

  • 症状:切替後だけ止まる/再起動すると直るが再発する
  • よくある原因:EDIDが不安定/自動解像度変更/ケーブル抜き差しで再ネゴシエーション
  • 最短対処:出力解像度を固定(1080pなど)/経路を単純化/切替機器の設定見直し

原因⑤:信号切替(スイッチャー/分配/延長)の“順番”が悪い

現場で多いのが「切替えた瞬間に止まった」。実は、切替機器は電源ON順入力の扱いに癖があります。

  • 症状:切替でブラックアウト→戻らない/一部入力だけ死ぬ
  • よくある原因:切替中の信号ロスト/自動入力スキャン/入力設定ミス
  • 最短対処:一旦スイッチャーを外し直結で生存確認→次にスイッチャーだけ戻す

原因⑥:熱(排熱不足)で落ちる/保護が働く

ブース裏の狭いスペースに機材を詰めると、夏場や照明熱で落ちます。地味だけど多いです。

  • 症状:一定時間で止まる/再起動すると少しだけ動く
  • よくある原因:ラック内が高温/吸排気が塞がれている/ファン吸気に養生が被る
  • 最短対処:扉を開けて風を通す/配置変更/熱源(照明・電源)から離す

原因⑦:再生端末・アプリが止まっている(スリープ/自動更新/通知/ネット)

機材じゃなくPC側の設定で止まるパターンも多いです。特に社内PCは更新・セキュリティが強い。

  • 症状:突然ブラックアウト(スリープ)/再生アプリだけ落ちる
  • よくある原因:スリープ設定/自動アップデート/通知ポップアップ/ブラウザ再読込
  • 最短対処:スリープOFF/省電力OFF/オフライン再生素材に切替/再生専用端末化

当日「止まった」時の復旧テンプレ(そのまま読んで動ける)

  1. 落ち着く:まず“どの画面が止まったか”を確認(全部/一部/特定入力のみ)
  2. 電源:ブレーカー・漏電遮断器・電源タップのLEDを確認
  3. 最短経路へ:PC→短いケーブル→表示機に直結(間の機器を外す)
  4. コンテンツ:別素材で再生(HDCP/コーデック切り分け)
  5. 温度:機材が熱いなら排熱を作る(扉開放・配置変更)
  6. 戻す:1つずつ機器を戻して原因箇所を確定
“揉めない”ための一言
トラブル時は「原因の断定」より先に、復旧手順を共有して“止血”するのが正解です。
その後で、経路を分解して原因を確定します。

事前に潰す:前日〜当日朝のチェックリスト

  • PCのスリープ/省電力/更新をOFF(再生専用設定)
  • 短HDMIを1本“お守り”で持つ(直結テスト用)
  • 変換アダプタは予備を用意(Type-C系は相性が出る)
  • 回路・電源タップの負荷を分散(LED/音/配信は可能なら分ける)
  • 排熱スペース確保(機材の吸排気を塞がない)
  • 切替があるなら“当日と同じ順番”で通しリハ

展示会の失敗事例(あるある)も合わせて読むと、予防が早いです:
展示会で映像演出に失敗した企業の事例集

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まとめ:止まる原因は“電源→経路→設定→熱→切替”で潰せる

映像が止まるトラブルは、焦るほど沼ります。だから順番が大事。

①電源 → ②最短経路で生存確認 → ③HDCP/解像度 → ④熱 → ⑤切替機器の順で、確実に潰してください。

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